グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

ネタは貯められても意欲は貯められない

物事を毎日続けるというのは何を続けるにせよ大変だけど、ブログなんかは特にそうだと思う。

なにせ毎日ブログを書いたら365回、うるう年の場合だったら366回ブログを更新しないといけない。それだけでも大変だけれども、これを検索を意識して2000文字くらい書くとなるともっと大変になる。

僕は長い文章書くの苦手で、ほかのブロガーの方々がどうして長いブログを書けるのか改めて考えてみないといけないと思っているけど、人気ブロガーさんのブログって、だいたい2000文字くらいはあるんだよね。

原稿用紙というのは1枚400枚だから、2000文字というと原稿用紙5枚分。毎日のように原稿用紙5枚書いているとすると、1年間で原稿用紙1800枚くらいになる。とんでもない量だよね。1800ページの本って言ったらものすごい厚さだ。

そうなると、気になってくるのは本当にこんなペースでブログを書き続けられるのか?ということだ。

僕がブログから2か月くらい離れていたのはネタ切れとは全く別の理由があったんだけど、でもブログをやってたにネタ切れに対してある程度の用心をしていた面が無いでもなかった。毎日書いたとしても1年や2年くらいは続きそう、というのは分かったけれども、その後でどうなるかよくわからなかった。

だから、ブログの更新のペースは意識をしてややゆっくり目にとるのが正しいブログ運営の方法だと考えて、更新のペースを遅めにとっていた。そのほうがブログが停滞するリスクがすくない気がした。大げさに言うと、更新のペースを半分にしたらブログが停滞するまでの期間が倍に伸びる、というイメージ。始めの内にものすごい勢いで更新をして、そのネタを書きつくしたら停滞する、というのは避けようという感じだった。

更新のペースが減ると当然、手持ちのネタは増えていく。話題を思いつくペースより遅いペースで記事を書いているのだから当たり前の話だ。

そうすればネタ切れせずに、手元にはいつでも手持ちのネタがあって、ブログの運営というのは楽に出来そうと思っていたんだけれども、実際にやってみたらそういう感じでもなかったです。

ブログをしばらくやってみて分かったのは、ブログをやる上で問題なのはネタがあるかどうかでなくて、ネタを書く気力とか、意欲があるか?という事だ。

更新のペースを落としてブログをやると、たしかにネタは増えていくけれども、ブログをやる意欲のほうはぜんぜん増えなかった。ようするに、記事を書くのが面倒になって、これは後で書こう、という事になる。それで後で書こう、という記事を改めて後で書いたとしても、それはやはり面倒なままなのだ。

結局、記事を書く意欲が一番高いのはネタとか企画を考え付いたときで、これを書こうという気持ちは貯められないものだ、という事に気づいた。ブログのエントリーというのはネタを思いついたその日のうちに書くのが一番ラクで、後になればなるほど面倒になる。これは面白いからぜひブログに書こう、という気持ちがどこかに抜けていってしまう。

正直、以前はものすごい勢いで更新をしてその後ネタ切れでブログが停滞しているような感じの人気ブログを見て、こんなになるのは初めから分かってたのに、とよく思ったものだったが、今からするとこれはとんでもない見当違いだった。そういうブログのエントリーというのは書こうと思ったその時に書かれるから素晴らしいわけで、そのエントリーを書く時期を後に引きのばしたら記事のエントリーの勢いが無くなってしまうと思う。

ネタ切れになってブログが停滞することになったとしても、それが何だというのか。ブログなど所詮はブログにすぎない。ブログが停滞した所でなにか問題が生じるわけでもないし、停滞するブログはいずれ停滞するだろう。

だからこのブログでもあんまり先の事は考えず、その時その時で書きたいと思うことを書いていこうと思います。そのほうが、かえってブログが停滞しないと思うのだ。