グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

次のアメリカ大統領はそろそろトランプに決まりかな

アメリカ大統領選の投票まであと2か月くらいになったけど、そろそろトランプが大統領に決まりそうな雰囲気になってきた。世論調査でも、ここしばらくはクリントンのほうが支持率が上だったんだけど、これはトランプのどうでもいい失言に対するリアクションがあったからで、世間が失言を忘れたら支持率が逆転した。もちろん政治というのは何があるか分からないけど、このままトランプが大統領になるんじゃないかと思う。

だってクリントンってぜんぜん大統領に見えないもん。なんか大統領って感じがしない。いや、もちろんマルコルビオよりははるかにマシだけど、どうにもアメリカ大統領の器には見えない。話し方とかもね、なんか不自然。英語ではauthentic(本物)ではない、と良く言うんだけど、まさにそれ。

そこらへん、トランプというのは少なくとも偽物ではない。これは映像を見ていると分かるんだけど、あんまり裏表があるという感じがしない。言っている事の細かいところは結構いい加減で、そういう所をジャーナリストにいつも批判されるわけだけど、なんというかウソを言っているのとはちょっと違うんだよね。本当にどうでもいいと思ってる感じ。とにかく、これだけ言いたい放題、やりたい放題やっているのに、やっていることが全然不自然にならない。そこにヒラリークリントンとの違いがある。ヒラリーは社会的に非難されることは何一つ言わないけどいかにも裏表があるような感じで、アメリカの世論にもそういう風にみられている。

ヒラリーには長年の政治経験があるし、アメリカ政治がどのように動いているかを知り尽くしているので、理屈の上ではヒラリーが大統領になってもおかしくはない。しかし、いままでauthenticではないと言われた大統領候補が当選をしたことはないと思う。以前、大統領選でエリートのアル・ゴアジョージ・W・ブッシュに負けたことがあったけど、要するにブッシュのほうが大統領らしく見えたということだよね(ちなみにブッシュというと大惨事に終わったイラク戦争のイメージが強いけど、それ以外の政策では一定の評価を得ているものもある。リーマン・クライシスの後でバーナンキFRB議長にしたのもブッシュ)。

だから、今回の大統領選も2000年の大統領選みたいな感じでトランプが大統領になると思う。