グローバル引きこもりブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール acc4297gあっとgmail.com

学校に行かない子供は何をするべきか?

世の中の学校のイメージというのは、基本的には非常に肯定的なものである。

なぜ肯定的か、というと、なんだかんだで平均的な日本人は自分の子供時代に満足しているからだと思う。

まあ、どれくらい満足しているかは人によるだろうが、少なくとも自分の子供時代を著しい怒りを持って振り返る人は少数派だろう。

まあ、良い事も悪い事もあったけれども、全体的には良い事のほうが多かったな、というのが、自分の子供時代に大して平均的な日本人が持つ印象ではないか。

 

もし子供時代に対する印象がよければ、当然学校に対する印象も肯定的になる。

日本の子供の子供時代は学校によって形作られるわけで、学校というのは子供が子供らしい生活を送るためのおぜん立てをする役割を持つ。

ある意味、子供というのは学校教育の産物なのである。

学校があるから子供は安心して子供である事ができるのだ。

 

しかし、学校というのはある意味、子供にとって非常にリスキーな場所でもある。

子供が子供であるための仕組みである学校は、その性質上外界から隔離されて閉鎖的である。

学校は外界とは異なったロジックで動いている。

まあ、宗教団体のようなものである。

だから教師は基本的に外界からの学校への介入を嫌うのだが、学校が閉鎖的であるということは学校が治外法権であるという事で、場合によってはどんな悪いこともやり放題になる。

そこに教師の教育官僚的な保身が加わるとしたら最悪である。

いじめの問題などはまさにそれで、問題が起これば手につけられなくなる。

 

さて、学校というのはこのような所なので、当然学校に通っていない子供はたくさんいる。

学校に行かない理由は様々だろうが、たとえばいじめなどは子供がスマートフォンを使うようになった今でも相当あるので、いじめにあった子供のいくらかは学校にいかなくなる。

教育の普及に従って、学校の持つ宗教的権威はかつてのような絶対的なものではなくなっている。

特に親に教育がある場合、そういうブラック学校には絶対行くな、学校でやっている事には大して意味がないので我慢をしながら行くほどのものではない、と積極的に不登校を奨励する場合も多いだろう。

 

しかし、それでは学校に行っていない子供は他の子供が学校に行っていない間に何をしていればいいのか?

ここで考えなければいけないのは、学校というのは基本的にはタダである、という事である。

もちろん大学に行くとなると国公立でも相当なカネがかかるが(それでもアメリカや英国などよりは相当にカネがかからないだろうが)、義務教育から高校までに学校にかかるコストは基本的にはそれほどない。

まあ、税金から出ているものをタダといっていいのかはともかく、税金は強制徴収なので感覚としてはタダである。

タダのわりには学校というのは相当なものを提供しているわけで(まあ、そのサービスはいじめ問題などを見ても分かるように完璧なものとは程遠いが)、これに対抗するのはかなり難しい。

不登校の本質的な問題は、学校にいかないすべての子供がタダに近いコストで、学校に行くのと同等かそれ以上に有意義な生活を送る事ができるか、という所にあると思う。

親が(親として)有能で十分な教養があるならば、これはそれほど難しい事ではない。

しかし、すべての親が有能であるわけではないし、文化的なリソースを豊富に持ち合わせているわけでもない。

 

以前テレビで、神奈川県はフリースクールに公金を入れている、という話を見た。

これは一つのありうる方向だと思う。

今後、校舎が老朽化した後で学校がどんどんフリースクールに転換されていくというのは十分にありうる。

非常勤教師の待遇の問題など、教育官僚に見られるある種のエゴ丸出しの振る舞いをフリースクールをぶつける事で解決しよう、と考える人も相当に多いはずだ。

 

僕は、学校というシステムが未来永劫続くだろう、という予想について些か懐疑的である。

学校というのは、その強い宗教性のために非常に強力な仕組みだが、社会的コストも非常に大きい。

「高等教育」が普及するに従って、その社会的コストは増大する一方である。

下手をしたら、学校がもたらすコストはすでにメリットを上回りつつあるかもしれない。

時代の要請に従って、学校がフリースクールや寺小屋のようなものに転換していく可能性はかなりあると思う。

いささか抽象的な内容になったが、学校に行かない子供は何をするべきか、という問題が今後ますます重要になるのは間違いない。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。 

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。