グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

平昌オリンピックのロゴは悪くないと思う

平昌オリンピックのエンブレムはそれなりに悪くないと思う。

まず、オリンピックのエンブレムを直線で構成するという発想が新しい。

ふつう、こういうスポーツをテーマにしたエンブレムは動きとか生命とかをイメージしたようなものであることが多いと思う。

しかし、今回の平昌オリンピックのエンブレムは、逆に動きというものを一切排除したものになっていて、スポーツをテーマにしたエンブレムとしては非常に斬新なものになっている。

考えてみれば、冬というのはいろいろな活動が止まっている状態なわけで、平昌オリンピックのエンブレムは冬というものがとてもうまく表現されている。

もちろん、韓国発のものにありがちなように、このエンブレムも微妙なところで完全に洗練されているとはいえないところがある。

たとえば黒の使い方とかはちょっと無理があったように個人的には感じられたし、スポーツをテーマにしたエンブレムとしてはいくら何でも動きがなさ過ぎるのではないがと思わないでもない。

全体的な雰囲気も、(これは韓国のものすべてにいえることだが)やはりちょっと暗いと思う。

しかし、これをいいエンブレムか悪いエンブレムかというと、いいエンブレムと言っていいと思う。

なによりも、このエンブレムはたった9本の直線しか使っていない。

パルテノン神殿がイメージされる図形を表す直線が4本、雪の結晶を連想させる図形を表す直線が5本で9本の直線で冬季オリンピックというものがしっかり表現されているのは素晴らしい。

デザインというものはイメージだが、イメージというものはシンプルであるほど大きく広がる。

そういう意味で、平昌オリンピックのエンブレムはなかなかよくできているのではないか。

それに比べると、2年半後に行われていることになっている東京五輪のエンブレムは、まったく酷いとしかいいようがない。

もちろん、このエンブレムには、パクリ作品に特有の卑しさはない。

しかし、卑しさはないといってもそれはあくまで卑しさがないだけのことで、作品のできとしては酷いものだと思う。

クリエンブレムの撤回という騒動があった後、選考プロセスにも変更があったはずなのに、なんでこんな酷いエンブレムが選考に残るのだろう。

こんなエンブレムで東京五輪が行われるなんて、僕は悔しくてしようがない。

日本というのは美的センスで勝負してきた国なのに、エンブレムがこれでは日本がいかに駄目になったかを世界に宣伝しているようなものだ。

国立競技場の顛末も本当に酷かった。

本当に、東京五輪は駄目な日本を見事に象徴していると思う。

一人の日本人として、東京五輪が駄目な日本に一区切りつけるきっかけになることを祈るしかない。

電子出版した本 

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。