グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

駒大苫小牧高校野球部の無理してる感がハンパない

駒大苫小牧の選抜出場を受け、スポーツ情報番組で野球部の特集をやっていた。

なんだかおかしなことになっているなあ、という印象をもった。

 

おかしいところはいろいろあるが、たとえば佐々木監督が生徒に激を飛ばすときはこんな感じだ。

 

佐々木監督「楽しくエンジョイベースボール、ないってそんなの!楽しくやるのはいつだ?(生徒沈黙。語気を強め)いつだ!?」

生徒「甲子園です!」

佐々木監督「試合でやるんだろ?」

 

言わされてる感がハンパない。

 

番組では、駒大苫小牧野球部の挨拶の時に人差し指を顔の前で掲げる独特なジェスチャーを紹介していた。

これは

・常に一番を意識する

・チームが一つであることを意識する

という意味があって、野球部の生徒は挨拶するごとにこれをやっているのだという。

あんまりいいことだとは思わない。

「一番」のジェスチャーというのは本当に特別な状況で使ってこそ意味を持つ。

ひっきりなしに使っていたのではジェスチャーの意味がまったくなくなってしまう。

そもそも平常心を保つという意味では一番のジェスチャーはマイナスだろう。

しんどいときにジェスチャーにすがるという逃げにつながると思う。

このジェスチャーをいつ、誰が始めたのかはわからない。

しかし、全国制覇する前に冗談半分でやるならまだしも、落ちぶれた今となってやるべきことではないと思う。

 

主将が檄を飛ばす場面も放送されていたが、声がうわずっていて貫禄とか凄みがぜんぜんない。

沢山しゃべるけども言葉に重みがない。

これは佐々木監督もそうで、見ていても貫禄とかすごみを感じない。

強い言葉には貫禄とか凄みが伴わないとバランスしないのに、それがないからちぐはぐな感じになる。

全体的に雰囲気が不自然である。

いろいろと不自然な押しつけをしているからだと思う。

 

駒大苫小牧対静岡高校の録画を少し見てみた。

駒大苫小牧の生徒の表情はどことなく弱々しいというか、エネルギーとか元気さが感じられないと思った。

静岡高校の選手のほうが表情に力強さがあった。

まあ、直前に主力が負傷するというトラブルもあり試合は7-0で駒大苫小牧が負けたのだが、メンタル面での差は相当ある感じだった。

 

佐々木監督は駒大苫小牧が初優勝したときの主将である。

数ある野球部のなかでも、甲子園で優勝経験のある監督は佐々木監督だけだろう。

佐々木監督に2004年頃の駒大苫小牧野球部のイメージがあることは間違いない。

しかし、いまの佐々木監督の指導のスタイルは佐々木監督のキャラにぜんぜんあっていない。

キャラにあわないことをして虚勢を張っているように見える。

もしかしたら、これも香田監督の存在があまりにも強烈過ぎたということなのかもしれない。

 

香田監督はいまの駒大苫小牧について、「孝介は俺を超えられない」といったと伝えられる。

結局、過去の栄光に執着しているからおかしな事になっているんだと思う。

これまでのやりかたでいい部分を2割のこして8割変える、という事ではなく、なにからなにまで変えてゼロからスタートするくらいでないと駒大苫小牧の復活はないだろう。

だいたい、今回の番組を見て駒大苫小牧に教え子を送り出そうと思う野球指導者がどこにいるというのか?

エンジョイベースボールの要素をうまく取り入れながら甲子園に来ているチームなんていくらでもあるわけで、才能がある子はそっちの方にいくに決まっている。

 

駒大苫小牧野球部が未来永劫弱いか、というと、僕はそうは思わない。

2004年から2006年までの3年間で、駒大苫小牧野球部は伝説のチームになった。

ユニフォームのセンスもいいし、佐々木監督の考えが変わるか、佐々木監督を追放するかすればいい選手を集めるのはできるはずだ。

遅かれ早かれ、何かしらの大きな変化があって、駒大苫小牧はまた強くなるのではないか。

そして、そうなって始めて、香田監督の教えが生きてくるのではないかと思う。

 

それにしても、いまの駒大苫小牧の現状を見ると、甲子園優勝って何なんだろう?全国制覇って何なんだろう?と考えてしまう。

優勝したら優勝したで大変なのが甲子園なのかもしれない。

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