グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

英語教師って、普段何を読んでいるんだろう?

報道によると、中学校の英語教師で英検準一級レベルの英語力をもつ教師は3割、高校教師だと6割ほどであるらしい。

もしこれが本当だとしたら、中学校で英語を教えている教師の7割、高校で教えている教師の4割は英検二級レベルかそれ以下だということだ。

英検二級というとちょうど高校卒業程度である。

高校卒業程度といっても東大の英語とか京大の英語だって高校卒業程度なので、英検二級がどれくらい難しいのか僕にはわからない。

しかし、世間でこれだけ英語教師の語学力の程度の低さが言われる一方、「いや、じつは英語教師は相当英語ができるよ」というような話はあまり聞こえないから、まあ英語教師の語学力の程度はある程度推測できる。

 

僕が不思議に思うのは、いったい中学なり高校なりに勤務している英語教師はふだん何を読んで、何を聞いているのかということだ。

もし英語教師の全員が毎日英語を読んだり聞いたりしているならば、英語教師の語学力が問題になることはないはずだ。

 

僕が英語の勉強をだいたい十年やっているが、英語を読んだり聞いたりしない日はない。

ネイティブがアクセスしている英語に365日アクセスしている。

それを十年続けてきたので、英語に関してはまあ、たいていのことはなんとかなる、という感覚を持っている。

 

ところが、英語教師がふだんどのような英語を読んで、どのような英語を聞いているのかという話は一向に伝わってこない。

僕が中学校とか高校に在籍していた頃も、英語教師が普段から英語を勉強しているようにはまったく見えなかった。

もし英語教師が英語を勉強しているならば、話の中に自然と読んでいる洋書の話とか、重要だったり興味深いと思った英語のニュースの話がでてくるはずなのに、英語教師がそのようなことを話すのは一度も聞いたことがない。

 

英語教師はまず、英語教師である以前に自らが一英語学習者であるべきだ。

自分が英語を勉強していないならばどう英語を教えればいいかなんてわかるわけがない。

今の英語教育の腐敗というのは、つまるところ英語教師が英語の勉強を怠っていることに根本的な原因があるのではないか。

日本の英語教育を変えるには、まず英語教師が生き方を改める必要があると思う。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。