グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

朝日新聞と大政翼賛2.0

なんとなくだが、日本軍と財務省というのは少しにている所があると思う。なにがにているかというと、どうも政策の方向性を決める議論が現実というよりはある種のドグマによって決まっている感じがする。

たとえば、財政健全化にかんする財務省のスタンスを見てみると、資本主義体制においてそもそも「財政均衡」は可能なのだろうか、という問題意識があるようには見られない。

全世界を見ても均衡財政を実現している国は一国もない。日本もアメリカもフランスも、財政の「不健全性」は似たようなものだろう。こういうとドイツを見ろ!という声が聞こえてきそうだが、ドイツの財政の健全性は全くの偽物である。

財政均衡を実現している国がないのは当たり前の話で、資本主義は借金をすることにより成り立っている。国を一つの巨大な企業と見た場合、借金しないとまともに運営できない。どんな優良企業でも巨額の借金があるのと同じことだ。

財務省の経済政策は手段が目的化しているという印象を受ける。たしかに建前というのは大事だが、建前というのは所詮建前にすぎない。現実を認識した上で建前を打ち出すべきなのに、手段が目的化しているのは日本軍と同じような雰囲気を感じる。

「戦争に勝てるなら日本が滅んでもいい」

「財政が健全化されるなら日本が滅んでもいい」

とか、そういう感じがする。

さて、日本軍というと大政翼賛、大政翼賛というと朝日新聞だ。「大東亜戦争」における朝日の大政翼賛と今の朝日の財務省翼賛というのはなんか似ていると思うのは僕だけだろうか?

大日本帝国の将校も財務官僚も基本的には同じようなものなのに(だからシビリアンコントロールが重要なのだが)、朝日新聞はこれらの官僚の言うことをまるで絶対的な真理であるかのように取り上げる。朝日新聞の翼賛体質は戦前戦後とあまり変わっていないと思う。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。