グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

普通の人にとっては、英語というのは理論物理学みたいなものだとおもう

日本の将来にとって英語が重要ということはもう何十年も前から言われているが、僕はどうして英語が重要なのか全然わからない。僕が思うに、普通の人にとって英語というのは理論物理学のようなものである。工学部の学生が電磁気学を正しく理解していることは重要だが、別に電磁気学を理解していなくてもテレビ・HDDレコーダー・パソコン・スマートフォンなどの電子機器は使える。それと同じで、普通の日本人が必要な情報は日本語としてすでにある。たとえば電磁気学の勉強にしたって日本語の教科書なり翻訳書があるから、べつに英語の知識がなくても勉強できる。もちろん、理論物理でも修士以上のレベルになれば英語の教科書なり論文なりをよむ必要が出てくるし、人文関係でも、真面目に勉強するならば英語の知識は絶対に必要になる。英語もわからないで西洋史を理解するのは難しい。英語が分からなければ(べつに英語でなくても西洋語なら何でもよいが)西洋とは何かが感覚的に分からないからである。しかし、これら英語でないとアクセスできない情報はすべて、普通の日本人がまったく興味を持たないようなものでもある。ふつうの日本人にとって電磁気学が全く関係ないのと同様、ふつうの日本人にとって英語は全く関係ない。なぜなら、英語でなければアクセスできないレベルの情報を全く必要としないからである。英語の習得は楽ではない。英単語を何千もおぼえ、何千ページの英文を読み、何千時間もの間英語を聞いて初めて英語は習得できる。ド素人のALT教師の授業を何時間か聞いたらできるようになるというものでは断じてないのだ。もし語学が専門でないならば、ある程度の期間あらゆる遊びを断念するくらいでないと英語の習得は無理だろう。まわりが「青春」したり「人生の階段」を一歩一歩上る中、それらに背を向けて語学に打ち込む覚悟がある日本人はどれほどいるか?ほとんどいないのではないか。必要になったら必要なだけ英語を勉強すればいい、となるのは当たり前で、つまり今まで通りということだ。英語を使ってやりたい有意義なことが具体的に何があるか?英語が必要なレベルに無い人には英語は必要ない。理論物理学が必要ないようにである。