グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

ボランティアは電通がしろ

あの迷惑イベントの東京五輪でボランティアの数が大幅に不足する見込みらしいが、2年後のイベントのためのボランティアを2年前の今募集するということ自体に驚く。2年後のイベントのボランティアに参加を申し込むなんて無責任なことはまともな人間ならばとてもできない。2年後に、どのような状況になっているかなんて誰にもわからないし、そもそも五輪のボランティアの募集が2年も前に行われていると言うこと自体、知らない人が大半だろう。しかも、今回のボランティアは宿泊費と交通費がでない。ボランティアに参加するためのカネと時間を用意できる人が限られている。どれくらいのカネがかかるのかはどのような会場でどのようなボランティアをするかによるだろうが、場合によっては数十万単位でかかりそうだ。その上に、オリンピックは大学の講義がある期間に重なる。必修科目があったらアウトだし、聴講するはずの講義を欠席して単位を取るのは大変だ。その上、さらにカネまでかかるというのだから、これほどの不利益を目前にボランティアをしようとする大学生はまれだろう。今回の動員計画をみるにつけ、東京五輪を組織している連中というのは大本営なみに無能なことがよくわかる。この時期に五輪を招致することがどれほど迷惑なのかも分からない連中がやっていることだからしかたもないが、ボランティアに参加をしようと考える国民の善意に報いようなど少しも考えていない。とにかくオリンピックを利用して金儲けをしてやろう、という浅ましい皮算用ばかりが目立つ。だからボランティアなんて電通がすればいい。これこそ東京五輪でやるべきコスト削減だ。