グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

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新しい元号は「令和」になる!との噂を聞いた。個人的には、どうかなあ?というのが正直な印象だ。「令和」を英語で言うとOrder and harmonyという意味なのだそうだが、Order and harmonyというよりも僕はまず、ゼロをいくら足してもゼロだよね、みたいな感じに聞こえてしまう。なんだかイノベーションイノベーション、ゼロイチゼロイチとか言いながらゼロばかり足していく事が多かったここ最近の傾向がしばらくは続いていくかのようで、いまいち明るい気分になれない。元号の響きからして、明治!みたいな力強さはどこにもない。もう少しパワーを感じるような元号にできなかったのか?と思うのは僕だけだろうか?Order and harmonyなんて、いかにも今の政権が飛びつきそうな元号だけれども、今の時代に必要なのはすっかりダメになって久しい旧秩序ではなく、なんでもありの無秩序状態なのではないだろうか。とはいうものの、物事には流れというものがあって、これに逆らって頑張ったところでろくなことにならない、というのも事実だ。ゼロをいくら足してもゼロなんだから頭を冷やせ!今までと同じ事(イノベーションイノベーション、競争競争自己責任と繰り返すとか)をしていてはダメだ!と言わんばかりの新元号は(今の政権はそんなことは全く言っていないが)全く無理のない、今の時代にあっている元号ともいえる。冬があるから春が来る。日本がそのうち復活してくるのは間違いないが、それにはもうしばらく時間がかかる。いま日本が取り組むべきは手っ取り早く儲かる「イノベーション」ではなく、日本復活のためのGround workである。そういう意味で、「令和」というのは案外悪くない元号なのかもしれない。