グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

積極労働

新入社員「人並みに働く」63% 過去最高、積極労働に抵抗感

https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019062701001862.html

働かないというのは怖いけど、働くのもこわいな、という見方が広まってきているのだと思う。世の中というのは結果しか見ないから、積極労働をしてひどい目に遭ったらそれは自分の責任になる。助けてくれる人は誰もいない。余力を残して意識的に逃げ道を確保しながら仕事をしなければまずいという認識なのだろう。つまり、だんだん社会というものが信用されなくなっている。頑張れば頑張っただけ報われるし、失敗しても社会は助けてくれる、みたいに単純に考えられなくなっている。毎日のようにネットでひどい話を読んでいるわけだから当たり前だ。なので「今時」の世代が以前の世代よりも労働意欲が低いかというと、これはそうでもないと思う。ただ、これらの世代の人はこのような設問に回答する前に考えなければならないことが多くなっただけなのではないだろうか。