グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

自民一強はニセモノ

最近の政治の状況を指して自民一強という言い方がされるが、これは間違っている。公明党の力がないと選挙が成り立たないからだ。いまの野党の惨憺たる状況を考えるとこれは驚くべきことだ。野党があれでも、いまの自民は自民だけでは選挙ができないのだ。こう考えると、自民党の土台というのはかなり弱体化しているのではないかと思う。その上、自民党的なネオリベ路線は公明党の支持者には全く評判が悪い。だから、ある意味、自民党が大好きな「政権担当能力」は公明党によって担保されているのだが、これが怪しくなれば公明党の支持者が自民党に投票しない、ということも考えられる。現に、公明党かられいわ新撰組にかなり支持が流れている、といううわさを聞くにつけ、永遠に続いていくように思える自公政権はなんかの弾みであっけなく終わってしまうかもしれないとも思う。とはいえ、大地震とは違ってそういうものは今日あしたの話ではないのは確かだけれども、小選挙区制度は実際に起きていることを分かりにくくする。政党の基礎体力という面から政治を見ていく必要もあると思う。