グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

お笑いと弱者

松本人志についてのノート|sugitasyunsuke|note

https://note.mu/sssugita/n/nb02c291c3fad

基本的に、お笑いというものは弱者がやるものだと思う。たとえば、お笑いの根底には空気を読む、というのがあるが、これはまさに典型的な弱者の振る舞いである。もし本当の強者ならば空気なんて読むわけがない。空気が何であろうと、言うべきことをいうだけである。ところがお笑い芸人は空気を読む。もちろん、笑いといじめの境界ははっきりと決まっているわけではないし、一般人だって日々、何をどこまでいうのかいつも悩むところではあるが、お笑い芸人は空気を読む必要がない、あるいは空気を読むべきではない状況でも空気を読む傾向がある。そして、ある意味この弱者性をもっとも徹底している芸人が松本なのではないだろうか。松本の政治的発言、そこには空気を読む以外何一つない。弱者は自分の意見を持ってはいけない。絶対に弱者でも言っていいようなことしか言ってはいけないのである。そして、松本の発言はまさに、この弱者の発言を徹底したもので、それゆえ不自然なまでに薄っぺらい。一言でお笑いといってもいろいろあるが、お笑いは弱者がやるものであると考えることで芸人がやっていることのかなりの部分は説明できると思う。