3,000円のパンケーキ
一部で3,000円のパンケーキが話題になっている。ホテルニューオータニのレストランで売っているもので、菅官房長官の好物だということで話題となる一方、現政権に反対する人には金銭感覚がおかしいのではないか?という人もいる。現実はというと、菅氏がニューオータニのパンケーキを注文するのは1、2ヶ月に一度程度で、しかも事務所の職員や記者と訪れるだけ。考えてみたら、国民ならば誰でも知っている大物政治家がファーストフードなどで食事をするのは現実的ではないし、記者とパンケーキを食うなどは完全に政治活動である。だいたい、パンケーキが3,000円というといかにも高価に聞こえるが、パンケーキなど普通の店でも1,200円くらいする。とんでもなく多忙な菅氏の立場を考えると、1,800円程度の差額は取るに足らない額である。菅氏はおそらく、サービスのつもりでニューオータニのパンケーキのことを話したのだろう。いまごろは「ニューオータニのパンケーキはちょっとまずかったかな」と苦笑いでもしているのであろうか。