グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

世界に舐められた東京

国際オリンピック委員会が東京に、マラソンのコースを札幌に変更すると通告してきた。マラソンをするのに東京が暑すぎるからだという。もちろん、変更に関わる費用はすべて日本側が負担するよう仕組まれている。舐められたものだと思った。暑さが問題になるなら朝早くにスタートすればいいだけの話だし、だいたいそんなに暑さが気になるのならば東京に決定する前に話を詰めておくのが常識というものだろう。それを強引に札幌にするというのは、もう日本を舐めることを目的としていると言われても仕方がない。こんなことになるのは、こんな時期に東京なんかでオリンピックなんかをするから悪いのだ。オリンピックを日本で開催するというだけでも迷惑なのに、よりによって日本が下り坂を下っていくこの時期にオリンピックをするのは間違っている。今の日本は捲土重来のために力を蓄えるべきフェーズにあるのだから、オリンピックなどというお祭り騒ぎは必要ない。それでも、東京ではなく大阪でオリンピックを開催するのならばまだ意味はあった。低迷する大阪にテコ入れするという意味でも、東京とは違う価値観に光を当てるという意味でも有意義だし、都市計画上のメリットも東京とは比較にならないほど大きい。東京でまたオリンピックをやるのはよいが、(東京人のセンスとして、20が2つ並んだ2020年に開催したいのは解らないでもないが)明らかに2020年は時期ではない。会場が東京になるか札幌になるかなど、マラソンなんか下らないとする立場からはどうでもいいことだ。しかし、今回の騒ぎは、この時期に東京でオリンピックを開催するという(おそらく国民全体が心の底で感じている)間の悪さを象徴しているようにも思う。