グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

災害支援はしたくない

自衛隊の現役幹部、衝撃告白「災害支援隊になってゆく私たちの葛藤」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70298

まず、災害支援と軍事訓練を分けて考えるのはおかしい。外国の軍はどちらもやっているのになんで自衛隊だけ、軍事組織なんだから災害支援なんて面倒なことはしたくない、となるのか?災害だって非常事態なのだから、これだって一種の軍事訓練と考えればいいのに一体なにを言っているのか。災害支援もできずに「有事」に対応できるのか。戦争がない中で人的、物的リソースを遊ばせておくのは無駄で、災害が起きたら自衛隊が協力するのは当たり前だ。木が倒れたら誰かが切らなければいけないのだ。ボランティアが切ればいいとでも言うのか。災害が起きても自衛隊は見ているだけ、というのなら、国民の心証は悪化する。国民の心証が悪化すれば、自衛隊の戦力は維持できない。広く見れば、災害支援だって軍事作戦なのだ。記事に出てくる自衛隊幹部は、我々は災害支援は素人、などあたかも軍事においてはプロであるかのようなことを言っているが、自衛隊は実戦がないから本当は軍事においても素人であるはずだ。実戦で役に立つか分からない軍事訓練よりも災害支援のほうが訓練として意味があるかもしれないし、少なくとも災害支援は直接的に国民の役に立つ。国民の役に立てば、自衛隊員の精神状態にもいい影響があるだろう。このように考えて、災害支援に積極的な意義を見出し、その意義を現場の隊員に伝えるのが自衛隊の幹部の役割であるはずなのに、この自衛隊の幹部にはそのような観点が全くないように見える。自衛隊の幹部の頭のレベルは実は相当に低いんではないか?こんな頭のレベルで「有事」になったらどうするのか?いや、「有事」どころか、自衛隊の頭のレベルの低さのために、すでに米軍との合同演習でさえも支障を来しているというではないか。合同演習さえもまともにできずに、なにが「有事」か。こんなんでいいのか。外国に舐められることで国益を毀損していることがわからないのか。というか、外国に舐められて日本人として恥ずかしくないのか。訓練なんて適当でいいから(どうせ実戦で覚えるしかない)、少なくとも外国に恥をさらすのは本当に止めてもらいたい。