グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

日常にあるオリンピック

IOCがいうように、たぶん東京オリンピックは開催されるだろう。中国ではとっくにピークアウトしているわけで、同じことは少し遅れて他の地域でもおこるにきまっているのである。このようなイベントを中止にするのはあまりにも大変すぎる。少しくらいのことならば強行されると思う。だから東京オリンピックは開催されると思うが、それが日本にとってよいことであるかはわからない。ある意味オリンピックなんて単なるお祭り騒ぎにすぎないから、やったところで日本には何のいいこともないし(出場するはずの選手には大打撃だろうが)、やらなかったところで何の損害もない。オリンピックにかこつけて計画されたインフラの整備はすでに終わっている。ところが東京オリンピックがなくなったとしたら、それは日本にとって非常に大きな利益がある。なぜかというと、今の日本ではあっても大していいことがないどころかかえってない方がいいくらいの「仕事」があまりにも多すぎる。はっきりいって今の日本がやるべきことは、これらの不要な「仕事」の「中止」だと思うのだ。もしオリンピックがなくなったとしても、当然のことながら世の中の大多数のひとにとってなにか問題が生じるかというと別にそういうことはない。オリンピックがなくなっても世間はそのまま続いていく。オリンピックが中止されて初めて、オリンピックというのは別になくていい、という真実が普通の人にも明らかになる。この真実が明らかになったとしたら、世の中の様々なことがみんなオリンピックに見えてくることだろう。オリンピックの中止が世の中を根本的に見直すきっかけとなるならば、オリンピックの中止がもたらす利益は計り知れないと思う。