グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

演劇とオリンピック

つい最近、やたらと叩かれて世間の注目を集めた演劇業界だが、これってけっこうスポーツ業界と似ているところがあると思う。たとえば、スポーツと一言で言ってもメジャーなスポーツとマイナーなスポーツではそれぞれ扱いが違うわけで、何の因果かマイナーなスポーツで競技生活を送ることになった人たちが活動資金を調達するために大変な苦労をしている、なんて話はしばしばテレビなどで伝え聞く所である。もちろん、一部のメジャースポーツでは活動資金の心配が全くないどころか場合によっては一年につき何億もの収入を得るわけだが、メジャースポーツをやっていたとしてもそんな幸運に恵まれている人は全体を考えるとほんの一部で、割合から言うといろいろと苦労しながら競技生活を続けている人の方が多いに違いない。演劇の世界でも、「芸能人」として経済的に大成功する人だっている。しかしそのような成功をする人はほんの一部で、大多数はマイナースポーツの選手だったりセミプロみたいな感じで細々と活動をしている「アスリート」と同じようなものだろう。結局は人々の夢の上に成り立つ業界であるのはスポーツ業界と変わらないんだろうなあ、と思う。