グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

今と1年前

人間の記憶というものは、案外当てにならない。これは絶対に忘れないだろう!と思うような事も、少ししたらすっかりと忘れていたりする。たとえばコロナウィルスの新規感染者数なんかもそうだ。ふと思い立って、去年の今ごろ、東京の新規感染者数はどれくらいだったのか調べてみた。そうしたら、だいたい300人とかそんな感じなのだ。今現在、東京での新規感染者数は3000人を超えている。去年できなかったものを、新規感染者数が10倍になった今やっている。変と言えば変な話だと思う。

わび・さびの国2020

いろいろと不評が聞かれる開会式であるけれども、全体的なクオリティーは高かったと思う。悪趣味な出し物にうんざりするような場面がないでもなかったが、余計なものを徹底的に排除していくという日本的な美意識を打ち出すことには成功したのではないだろうか。そして、そういう日本的な美のあり方はコロナウィルスの収束が全く見えない今の世界に違和感がなく成立する。コロナウィルスが流行している真っ最中にオリンピックがこのわび・さびの国で行われることには何かの必然性を感じる。

順当な結果

なんだかんだ言っても、世の中は当たり前のことが当たり前におこることが多い。無観客でやっている今回のオリンピックは特にそうだろう。柔道男子60kg級は髙藤の勝ちという結果になった。指導3つで反則勝ちという結果は釈然としないが、金メダルという結果自体は当たり前といえる。二十代後半でオリンピック柔道種目に出場した場合、前回の成績を上回ることはほとんどない。それでも、当たり前のことが当たり前のように起こるときは起こるんだなあと思った。

男子柔道は誰が金メダルを取るか

男子柔道は金メダルになりそうなのは、とりあえず阿部一二三、大野、向あたりであるだろうが、個人的には髙藤が金メダルになるか、ということに非常に興味を持っている。オリンピックで金メダルを取る人は雰囲気からしてなんか違うというか、いかにも普通でないのだが、髙藤はなんとなく普通、って感じがする。髙藤が天才であることは間違いない。しかし、金メダルをとるには天才であるだけでは十分ではない。だから明日の60キロ級の結果は本当に気になる。髙藤は今28歳だからもう衰えは始まっている。髙藤が本当に金メダルを取るだけの実力があるか?注目している関係者は多いのではないだろうか。

宇宙旅行とサロンビジネス

英国の実業家が自分で立ち上げた宇宙旅行会社の飛行機で宇宙旅行をしたという。個人的には宇宙旅行なんてどうでもいいが、起業とかに興味があるような人には無視できない話だろう。民間人でも宇宙に行けるということになれば世間の人間は宇宙に行ったことのある人間といったことのない人間に二分される。英語が理解出来ないことがリスクであるように、これからは宇宙にいったことのないというのもリスクになり得るのである。ニューメキシコかどっかから宇宙に行ってみるというのは確かに興味深い経験であるだろうが、本当に重要なのは体験自体ではおそらくない。宇宙に行ったことのある人、というブランディングが重要なんだと思う。

現時点で自民党こと自由民主党は横浜のカジノ構想に賛成なのか?

いまの内閣で国家公安委員長をやっている小此木氏が横浜のカジノ構想に反対するとして、自民党をやめて市長選に立候補するという。興味深いのは自民党こと自由民主党はいったい横浜市長選挙をどうしたいのかということだ。カジノ構想を推進したいのならば、何で自民党はカジノ構想に功績のあった現職を放り投げたのだろうか。小此木氏が当選後にカジノ構想に大賛成になるという予定でもあるというのか?それとも、現職の総理大臣は以前から横浜のカジノ構想に内心は大反対で、総理大臣になった今、もう入札が始まっている段階のカジノ構想を止めるために現職を切り捨てたのだろうか。いずれにしても実にひどい話だが、自民党こと自民党ウォッチャーにとっては大注目の選挙といえるだろう。

テレビ離れとオリンピック

今の十代二十代でテレビを見る人は半分しかいないらしい。テレビを見る人はそれが習慣だからテレビを見ているわけだが、今の十代二十代はスマートフォンで時間を使うのが習慣だから、その代わりにテレビを見る習慣がなくなってしまっているのだろう。このような状況で、社会におけるオリンピックの意味合いはどうしても変化せざるを得ない。あれは基本的にはテレビ時代のイベントのような気がする。