グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

そんなポケモンGOって面白そうなの?

ポケモンGOが公開されて一番驚いたのは、それがあまりに多くの人に受けたという事です。例えば有名ブロガーでもツイッターの有名アカウントをやっている人でもいいけど、なんかポケモンといったら文字通り鼻で笑いそうだという印象を持ってた人でも、自分のスマートフォンポケモンGOに対応していない、と悔しがっていたりする。

そんなポケモンGOって面白そうなの?って思う。僕は昔から、ポケモンってなんか詰まんなそうなゲームだなという印象をもっていた。怪獣を集めて回るという企画からして、いかにも下らないというか、詰まんなそうだな、と感じる。

たまにポケモンのアニメをやっていても何がおもしろいのか全然分からなかったし、今でもポケモンのアニメの面白さが分からない。いや、最初から最後まで見たわけではないけれども、少しみただけでもう退屈になってしまう。

もちろん、僕はポケモンを実際にプレイしたことがないし、本当にアニメが詰まらないかを真剣に見て考えたこともないから、ポケモンが詰まんなそうという印象は単なる思い込みかもしれない。でも、始めはポケモンにせよなんにせよ、どんなものを始める際にも思い込みから入るわけで、その際に全く逆の印象をもつ人もいるというか、逆の印象をもつ人の方が多いということだろう。これだけ流行っているのを見るとそうとしか考えられない。

でもやっぱり不思議なのは、ネットなどでも、どうしてポケモンが流行っているのか理解できない、という人を全然見かけないという事だ。僕みたいにモンスターを集めて回るなんて下らない、と考える人は一体どこにいるのだろうか。だってモンスター集めてどうするの?全然意味がなさそうじゃないか(そもそもポケモンの主人公の最終目的からして知らないことに今気づいた。あれって何が目的なの?)

子供から中年女性、中年男性まで実にいろいろな層がポケモンを遊んでいるが、そういう人がポケモンの世界に入るきっかけというのは一体どのようなものなのだろう。やっぱり皆が話しているからとか、話題になっているからとか、そのようなものなんだろうか?レアなモンスターを何時間もかけて集めるって面白そう、と思うんだろうか?

流行りものに対して飛びつく、というのはもちろん、流行っているものには価値があるという偏見から生じた行動である。でも、その一方でそのような姿勢を取るということは、別の偏見から免れるというメリットもある。物事というのは自分でやってみないと分からない事も多いわけで、ポケモンを集めるなんて下らないと考える前に、とりあえず流行っているからやってみよう、と考えるほうが案外健全なのかもしれない。そうしたら少なくとも、思い込みではなく自分の体験からポケモンの価値を評価できるからだ。

自分の行動原理と普通の人の行動原理との違いを考えさせられる。