グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

アメリカ大統領選のテレビ討論会を全部見た

スカパーでアメリカ大統領選の第一回テレビ討論会を見た。

面白いのはアメリカメディアの反応だよね。どこでもクリントンが勝った、クリントンが勝ったとそればっかり。本当に必死、という言葉が当てはまる。なにがなんでもクリントンに勝ってほしいものだから、報道そのものがトランプに対するネガティブキャンペーンになっている。でも必死さがもう、露骨に見えるものだから全然説得力がない。いかにも嘘っぽいというか、なんか白々しいんだよね。僕は引きこもりだから、朝の10時から一時間半、最初から最後までテレビ討論会を見たんだけど、トランプが負けたとは思わない。

もっとも、トランプはもう少しうまくやれたかな、という感じはする。そんなにムキにならなくてもいいのに、と思った。言いたいことが沢山あるのはわかるけど、しかし自分が話したいことを全部話す必要はないわけだよ。視聴者は細かい事なんか気にしないわけだからさ。視聴者が見るのは印象とか全体の方向性で、それを示すには何から何までを話す必要はない。必要以上にしゃべり過ぎると必死に見える。

その一方でクリントンは、パフォーマンスについていえば完璧だったと思う。完璧というのは失敗を一切しなかった、という意味ね。それ以上でも以下でもない。やっぱり、駄目なものを完璧にこなしたところで、駄目なものは駄目なんだよね。まず討論会を見て驚いたのは、クリントンの人相の悪さ。いままでどんな恐ろしいことをしてきたんだろう、と恐ろしくなるような人相なんだよ。いや、ヒラリーの人相が悪い事は今までも知ってたけど、こういう風に長時間、一対一の討論会になるとそれがむき出しになる。最初の30分間くらいはまあ、冷静だけども冷酷までにはいかないような、まあまあちょうどよい表情だったけど、残りはだめだね。冷酷というか、とにかく人相が悪すぎる。そういう人相で何を言ったところで説得力が全然ない。支持するにしても、まあポリシーの意味は理解できるのでそれについては賛成します、って感じになるんじゃない?もっとも、ポリシーははっきりしてるけど、そのポリシーが使い物になるか、あるいは本気でやるかどうかは別問題だけどね。

アメリカメディアは、トランプは何も知らない、具体的なプランが何もない、と非難するが、知識とかプランなんかはっきり言ってどうでもいいんだよ。いままでアメリカの政治をやってきた連中はどんな連中だったのか?知識とかプランとか、そういうものを山ほど持っていた連中、つまりヒラリーのような連中だったではないか。必要なものは知識でもプランでもない、常識(common sense)なんだよ。ヒラリーを始めとするセレブ左翼には、常識というものがまるでない。毎月のように先進国でイスラム教徒がテロ事件を起こしているのに、イスラム差別反対を全面に打ち出すとか、世間から離れているとしか言いようがない。

僕はいくつかの理由からトランプが当選すると予想しているんだけど、まあでも分からないね。最終的にはトランプが勝つと思うけどね。日本一有名なはてな民のC女史も、トランプの勝利を予想している。

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ただ一つ確かなのは、どちらの候補者が当選しても、当選した候補者なりに時代の流れに合わせた政治を行うことになるだろう、という事かな。トランプが大統領になったら世界は終わり、みたいな事を言う連中はなにも分かってないと思う。アメリカの政治システムは、大統領でもそこまでの権力は持てないように設計されているし、民主主義というのはそういうものではないからね。