グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

ブログを続けるのに必要な事

ブログを続けるのに必要な事は何か?

ネットで検索をしてみると、いろいろな事が書いてある。

定期的にブログを更新する習慣をつけるようにするとか、定期的にブログを更新することにこだわらないとか、なんとしてもブログを更新し続けるとか、たまには休みをとっていいとか、まあ、それぞれそうなんだろうな、と思う事だ。

しかし、僕が思うに、実はブログを更新するのに本当に必要な事は一つだけなんではないか。

では、その一つというのは何か、というと、それは

たとえブログが読まれなくてもエントリーを書き続ける覚悟を決める

という事なんだと思う。

本当に必要なのはこれだけで、後はオマケなのではないだろうか。

 

ネットの世界というのは、ともかくまともなものほど読まれないようになっている。

これは芸能関係の情報を検索すればよく分かる。

「芸能人」の名前で検索をすれば、ゴミのようなまとめサイトが山のようにヒットする。

そして、こういうゴミのようなまとめサイトが大量にあるのは、それだけゴミまとめサイトが儲かるからなのだ。

こういう芸能関連の記事というのは、読む人が膨大にいるのである。

 

逆に、ごくわずかな例外を除いて、インターネットではまともなものは読まれない。

これは有名ブログなどをみても分かる事で、本当に深い内容のあったり、重要な情報が書いてあるエントリーはぜんぜんはてなブックマークを集めてない。

読者数が1,000を超えるような、はてなでブログをやっている人間ならば誰でも知っているようなブログでもそうなのだ。

 

前にも書いたが、僕は以前、ゼロから3か月間フランス語を勉強したらどうなるか、という企画をやってみたことがある。

globalizer-ja.hatenablog.com

あのエントリー一つを書くのに、僕は本当に3か月を使った。

まあ、3か月集中して取り組んだ、というより、3か月間、やったりやらなかったりをだらだら続けた、という感じだったが、それでも、あれくらい時間とエネルギーが投下されたエントリーは技術系のブログを除いてほとんどないと思う。

しかし、あのエントリーはぜんぜん読まれていない。

本当に、一日に3人とか、そんな感じだ。

僕としては相当に長文だが、長文であってもそうなのだ。

内容的には、かなり面白いものが書けた、と思う。

語学というのは、勉強するのに何年もかかる、と言われるが、辞書なしで書いてあるフランス語を9割くらい理解する、という程度なら、英語が分かれば3か月程度あればいいのだ。

なかなか画期的な企画だったと思うが、しかしいくら画期的でも僕がやったことは全然世の中に伝わってない。

 

僕はこれまで、エントリーが読まれるという事の価値を大きく見積もりすぎていた、と思う。

確かに僕は、今まで自分が書きたいことだけを書いてきたけれども、しかし、なんだかんだで僕はそれが読まれる事を目的として書いていた。

だから、自分が重要だと思う事を書いてアクセスがないと面白くないし、ゴミとしか言いようのないゴミ記事がアクセスを集めているのをみるとムカつくのだ。

 

僕は最近、エントリーというのは読まれる事に価値があるのではなく、書くこと自体に価値がある、と考えるようになっている。

読まれる事にはどれくらいの価値があるのか?

自分が書いたエントリーにはてなブックマークが200くらい書かれて、アクセスが一万くらい来る、というような経験は何回かあるが、そのような事があって何かが変わったか、というと、はっきり言って何一つ変わらない。

変わらないから今、こういうエントリーを書いているし、これから何回このような「バズ」があっても、状況は変わらないと思う。

たしかに、自分が書いたものに反響があるというのは気分がいいけれども、ネットで読まれる、という事の価値はその程度だ。

 

多分、ブログというのは、読まれる事ではなく、エントリーを書くこと自体を目的とするべきなのだ。

納得できるエントリーを書く事は、それ自体に価値がある。

たしかに、自分が時間とエネルギーを投入して書いたエントリーが読まれない、というのは、かなりつらい。

しかし、僕はもう、どれほど読まれなくてもエントリーを書き続ける、という覚悟を決めた。

 

ブログで何かしよう、という人にとって、ブログの世界は本当にきびしい。

ブログを続けるには、どれほど読まれなくても自分が納得できるものを書き続ける、という覚悟がいる、と思う。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。 

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。