グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

日本シリーズの感想

終わってみれば力の差が出た日本シリーズだったと言える。

桑原よりも柳田のほうがちょっとだけ力があった。

筒香よりも内川の方がちょっとだけ力があった。

山崎よりもサファテの方がちょっとだけ力があった。

そういうことだと思う。

投手全体、野手全体を考えても、やはりSBのほうが戦力がある。

どんな熱狂的なDeNAファンでも、これと逆の主張をする人はいないだろう。

ただ戦力があるだけではなく、戦力に分厚さがあるのを感じた。

 

しかしながら、DeNAからすると第6戦は十分に勝てた、勿体ない試合だったようにも思う。

第6戦のラミレス監督の采配はよくわからなかった。

今永はあの回も抑えるつもりだったと報じられたが、今永を下ろすタイミングはちょっと中途半端だったのではないか。

それから第6戦で濱口の登板もありうる、というアナウンスがあったのに、なんで濱口を投入しなかったのだろう。

今永を下ろした後は濱口を投入するべきだった。

第4戦で7と2/3イニングを無安打で抑えた濱口を投入していれば雰囲気も変わったはずだ。

全体に第6戦でのラミレス監督の采配からは総力戦という感じがしなかった。

総力戦というよりは、バタバタと慌てているうちに終わってしまった印象がある。

エスコバーに二回を投げさせたのもよくわからない。

 

もっとも、DeNAがこのような状況になったのはある程度は仕方のない事かもしれない。

なにせSBは年俸一億以上の選手が20人くらいいる。

つまり、いまのSBはバブル時代の西武のようなものなのだ。

もちろん、その20人の中にはプロとして使い物にならない状態の松坂もいたのだが、そんな松坂と3年12億という契約をすること自体SBの戦力の分厚さを物語る。

今でもSBは強いのに、この12億を無駄なくつかっていたら、SBは今よりまして強くなっていたはずなのだ。

 

そんなSB相手にDeNAは十分見せ場を作った。

特に第4戦と第5戦は、業界人のいう「痺れる試合」だったと思う。

第5戦の8回、一発がでたらすべてが終わるという状況で登板した山崎は柳田と対決して、そして勝った。

あの場面は見ていて本当に感動した。

濱口の7回無安打と高城のホームランにも驚いたし、第5戦では筒香も打った。

筒香の打撃は第6戦では再び眠り込んでしまったが、やはり4番がここぞという場面で打つのはよいものだ。

サヨナラ負けをした第6戦だって途中まではDeNAが勝つ流れで、普段は「僕たちはスターなんですよ」といった表情でプレーしているSBの選手にも焦りが見えた。

あの巨大戦力のSBをよくここまで追い詰めたと思う。

CSでの快進撃も考えに入れると、DeNAポストシーズンは大成功と言っていいだろう。

その一方で、SBの選手のプレーも、さすがはスター!一億円プレーヤー!といいたくなるような素晴らしいものだった。

 

今年の日本シリーズも見所がたくさんあった。

ラミレス監督の采配も見所の一つで、2勝4敗という結果になったとはいえ、ラミレス監督の采配には至る所で勝利に対する嗅覚が感じられた(これは緒方監督には見られないものだ)。

4敗と言っても、考えてみたら大差になったのは初戦だけで、あとは一点差と延長サヨナラ負けなのである。

なにより、ラミレス監督はハートがある監督だということがこの日本シリーズを見てよくわかった。

来シーズンにラミレス監督がどのような手を打ってくるかが注目される。

今回のシリーズで悔しい思いをしたDeNAの選手の活躍にも期待したい。

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Common Lispと関数型プログラミングの基礎

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