グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

言論の自由と比べたらヘイトスピーチなんてどうでもいい

最近「ヘイトスピーチを許すな」などと言って言論の自由を規制しようとする動きが至るところでみられるが、これは社会にとってきわめて危険な傾向である。

なぜ「ヘイトスピーチ」を規制するのが危険なのかというと、大抵の「差別」にはそれなりの理由があることが多いからだ。

左翼は差別がなぜ存在するのかを問うことは絶対にないが、差別というものは何の根拠もないものであることはあまりなく、実際になんらかの危険であったり、被害があったりするのが普通である。

もし左翼がほのめかすように「弱者」が100パーセント善良ならば話は簡単である。しかし残念なことに、真実というものは万人がハッピーになれるようなものであることはほとんどない。基本的に、真実というものは不都合なものであると言っていい。

それなのに、もしマイノリティーに不都合な指摘をしただけで「ヘイト」だとか「差別」ということになるならば、何が真実なのか全く分からなくなる。

もう一つの問題は、「ヘイトスピーチ」を規制すると人々が本当に何を考えているのかが分からなくなることだ。

もし人々が一年中綺麗事を並べ立てる世の中になれば一見「差別」はなくなって左翼は大喜びだろうが、重要なのは建前ではなくて本音の方である。

ヘイトスピーチ」がない社会というのは人々の建前と本音が際限なく乖離していく社会だから、どれほどの強権によって押さえつけてもいづれそのバランスは崩壊する。そうなったら、「ヘイトスピーチ」どころではない「ヘイト」が社会を吹き荒れることになるだろう。

結局、「ヘイトスピーチ」の規制なんて意味がないのだ。弾圧によって表現を規制できても、人が何を考えるのかを規制することはできない。そして、表現を規制することで人の思想を規制することもできない。なぜならば、多くの場合、偏見の背後にはそれなりにもっともな理由があるからだ。

表現を規制するということは、権力が特定の考えを持つことを禁止すると言うことである。それでは言論というものが成立せず、従って何が真実なのかを知ることもできない。だから「ヘイトスピーチ」を規制しようという考えは恐ろしい。

今の日本で「ヘイトスピーチ」を規制する必要は全くない。

「ヘイト」のターゲットになる人間はほぼ100パーセント、「ヘイト」を招くような発言なり活動なりをしているものだ。

そのような発言なり活動なりをする者は、そのことによって自分が「ヘイト」のターゲットになることを覚悟するべきで、もしその覚悟がないならば初めからそのようなことはすべきではない。

僕もブログのアクセスが今よりもあった頃はたまに、こちらを不快にすることだけを目的にしているような不愉快なコメントを書き込まれた。しかし、だからといって僕はその「ヘイト」満載のコメントをぶつけてきた者のIDを抹消すべきと考えたことは一度もない。

なぜなら、僕は自分が「ヘイト」のターゲットになる覚悟をもってブログを書いているからだ。そして、「ヘイト」を表明する自由は言論の自由、もっといえば真実を知る自由にとって重要であると考えているからだ。

ある種の左翼はそのような覚悟もないくせに、自分で「ヘイト」を招くようなことをしながら(それが左翼版の「ヘイト」であることも少なくない)「ヘイトスピーチ」を違法化しろ、と喚く。見当違いも甚だしいし、甘ったれるんじゃないよと言いたい。

言論の自由と比べたら「ヘイトスピーチ」なんてはっきりいってどうでもいい。言論の自由がないということは、権力によって嘘を信じることを強制されるということである。権力が思想を規制し始めることほど恐ろしいことはない。だから、「ヘイト」がどうのこうのと喚く左翼には断固とした態度を取らないといけないのだ。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。