グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

新春初売りをしている家電量販店で気になったもの

新年ということで家電量販店の初売りを見物しに行った。

特に買いたいものがあるわけでもないし、買いたいものがあったところでカネがない。値段を見ても特に驚くような値段になっている商品があるわけでもなかった。

しかし、久々に家電量販店の店内をまじめに見て回ったこともあって、いろいろ勉強になったし、世の中の進歩を改めて感じた。ここで個人的に気になった商品を紹介したいと思う。

有機ELテレビ

初め有機ELテレビが販売されたときは、まあこういう高価なテレビを買う人もいるのだろうなあ、何だかんだでプライベートではテレビの前で過ごす時間が一番長い人が多いんだろうし、とまるで人ごとだったが、技術の進歩は有機ELテレビの世界も例外ではなかった。

ついこの間まで50万ぐらいだとおもっていたら、もう30万。まるで、あっという間に分裂する放射性物質半減期のようである。パナのTH55EZ950が339,800円、東芝の55X910が318,800円、ソニーのKJ55A1 419,880円だった。これはもう、昔の32型の液晶テレビと同じくらいの価格である。

このところ有機ELの製造は韓国が独走している。しかし、日本側が反撃に出るのは間違いない。今、韓国は真空内で蒸着することで有機ELを製造しているらしいが、日本側は蒸着する代わりに樹脂を印刷することで有機ELを製造するプロジェクトが進んでいる。よくわからないが、樹脂なので3Dプリンターがものを印刷するように有機ELを製造できるのだろう。そのうち製造コストで液晶より安くなると思う。

技術が進歩するということは、以前よりも高性能なものが安く流通するようになるということである。もし技術が進歩しなければ値段は同じなわけだが、テレビの場合はどんなに画期的な技術でもそういうことはないのだな、と実感した。

ウォークマン

ものや情報であふれる世の中になって逆にわかったことは、本当に必要なものはそれほどない、ということではないだろうか。ある意味、無いという事はあるという事よりも価値がある。

みんながスマートフォンを使うようになるとウォークマンなんて必要なくなるのではないかという気がする。確かに、機能的に(詳しくは知らないが)ウォークマンでできる事はスマートフォンでもすべてできるので、それならなにもかもをスマートフォンですませたほうがいい、と考える人は多いだろう。

しかし、本当に音を聞くことに集中したい人にとってウォークマンは相当に存在価値があると思う。つまり、ウォークマンを使うことで音を聞くという精神状態に持って行けるのである。語学の勉強などであえてウォークマンを使っている人は結構いるのではないだろうか。

ウォークマンならばスマートフォンの電源を切った状態で音を再生することもできる。そして、スマートフォンの電源を切るということ自体が音に集中するための重要な儀式になりうるのである。

ある意味、今のような時代だからこそウォークマンのような機械は必要なのだと思う。

ヘルシア

なべの形をしたヘルシアがおもしろい。どうもヘルシアというのは水蒸気調理という新しい調理方法ができる機械らしいのだが、まず、この水蒸気調理でどれくらい料理がうまく調理できるのかが気になる。

さらに、なべ型のヘルシアは材料を入れたら自動的に調理をするというのもおもしろい。たしかに材料をいれたら混ぜるだけの料理はたくさんあるわけで、これらの料理の調理方法は自動化できそうだ。料理の自動化にはいろいろな可能性があると思った。

なべ型のヘルシアみたいな機械があれば、三日間ぶっ通しで煮込む、なんてこともできそうだ。ヘルシアはガスではなくて電気をつかう。このような調理方法ができるのはたしかに大きい。それからヘルシアは圧力なべである。どうも電気圧力なべというジャンルがあるらしいのだが、圧力なべをこういう形で家電の世界に持ってきたというのは意外性がある。圧力なべを買うのは抵抗があるがヘルシアならば、というのはあり得る流れだ。

とにかく、いろいろな意味で未来の家電であるという印象をもった。なべ型のヘルシアは五万くらいするのだが、時間を節約したい、うまいものを食うためにはカネを惜しまない、という人は買うだろう。なべのヘルシアとレンジのヘルシアはできることが違うので、両方持っている人も相当いそうだ。

まとめ

色々な面で世界は進歩している、といわれるけれども、家電量販店に行くと時代の進歩というものがよく分かる。もうこれ以上新しいもののは出てこないように思えても毎年新しいものが出てくるし、昔からあるものでもいつの間にかびっくりするほど性能が上がっていたりする。今年も消費者には思いもよらない製品が発売になることだろう。今年の家電業界がどのようなものになるのか楽しみである。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。 

 

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。