グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

自動調理家電によって日本の料理のレベルは向上すると思う

一部で評判の電気調理鍋だが、これは日本の食い物全体のレベルをかなり向上させる可能性があると思う。

なぜかというと、僕が思うに料理のレベルというのは料理を作る人間の舌のレベルとイコールだと思うのだ。つまり、まずいものをまずいと感じない人は料理が下手で、まずいものをまずいと感じる人は料理がうまくなると思う。

まずいものをまずいと感じる人は、失敗料理を作ってもどこで間違ったのがすぐに分かるし、そもそもまずい料理なんて食いたくないから料理の腕がある程度の水準を下回ることがない。

ところが、まずいものをまずいと感じない人は、どんなまずい料理を作っても何がまずいのか分からないのだから料理を改善しようがない。だから一生まずい物を作って周りに迷惑をかけることになる。

では、人の味覚がどのようにして決まるのかというと、それは子供の頃になにを食ったかで決まるとおもう。

子供の頃にまともな味のものを食べていれば当然、うまいまずいの判断はできるようになる。しかし、料理が下手な親が作るまずい物を食べている子供は、まずい食い物に慣れてしまう。つまり、まずいものをまずいと感じなくなるのである。そして、そういうこどもが親になったらまた子供にまずい料理をつくることになるのだ。

自動調理機の意義はここにある。自動調理機の特徴は、料理のセンスに関係なくできる料理が同じであるということである。材料をレシピで決められた分量入れるだけだから同じものができる。しかも、今の自動調理機は性能がいいので、出来上がる料理もレストランで出てくるものと変わらない。自動調理機はまだ歴史が浅いので、性能だって日進月歩で進化しているはずだ。

もし、メシマズ親が全員自動販売機を使うようになれば、メシマズ親が将来のメシマズ親を作るという循環を断ち切ることができる。メシマズ親が調理するより、献立を自動調理機でできるものに限定して料理を自動販売機に任せる方がいいに決まっているのだ。メシマズ親のほうも、旦那や子供にメシマズであることを責められることもなくなるし、料理も楽になるのでハッピーである。

もしメシマズ親が自動調理機にとってかわられると、子供の味覚は正常になるからその分、日本人全体の味覚のレベルが上がる。日本人全体の味覚のレベルが上がると、まずいものは売れにくくなるし、外食や加工食品の開発者のレベルも上がる。そして、このことがさらに、日本人全体の味覚のレベルアップにつながるのである。

もちろん、メシマズ親がレシピにしたがわず、間違った自動調理機の使い方をするという可能性はあるが、全体的にはこのような流れになるはずだ。

僕は、今後数十年、あるいは数百年のことをかんがえると、自動調理機は絶対に普及すると思っている。なにせ、材料を切って、調味料を決められた分量入れて放っておくだけで、原価率をかんがえればレストランよりうまいものが出てくるのだ。普及しないわけがない。スーパーマーケットに並ぶ野菜なども自動調理機を考慮して、無洗米のように洗わないでいいと保障しているものが主流になるだろう。

自動調理機はすべての料理を作れるわけではないが、自動調理機の存在はすべての料理に影響を与えるとおもう。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。