一人分の差
ワールドカップで日本代表がコロンビアに勝利した。わずか開始3分でコロンビア側にレッドカードがでて、それ以降はコロンビア側が一人少ない状況で試合がおこなわれるという、コロンビアがコロンビアに負けたとでもいうべき試合だった。この試合のニュースを聞いて僕が思ったのは、日本サッカーと「世界」との差というのは一人分位あるんだな、ということだ。初めのペナルティーキックを考えに入れないとするとこの試合は1対1の同点である。つまり、今の日本代表というのはコロンビア相手だと一人分のハンデをもらってやっと互角になるのである。もっとも、ハンドでブロックされたシュートが入っていれば日本が一点先制していたわけで、日本がそのまま勝っていた可能性はゼロではないのだが、「歴史的勝利」などと浮かれてもいいようなものでは決してないと思う。