川上量生氏の「ニコニコ哲学」を読んで、友達の意味について考えてしまった。本書によると、川上氏は高校生時代、川上氏のように知的水準が高すぎるために真面目に生きることができない人たちとばかりつきあいがあったらしいが、大学進学を機会に会うことが全くなくなってしまって消息も卒業後に何年かして風の噂を聞くくらいだったという。高校時代、精神的にどれだけおなじような生き方をしていても、大学に進学したくらいでまったく関係がなくなってしまう。そのような現実を川上氏のグループは高校時代、まったく意識していなかったに違いない。どのような人付き合いが長続きするのか、考えさせられる話だ。