グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

憲法改正論者はなぜ危険か

憲法改正論者が危険なのは、プライオリティーの感覚がないからだ。つまり、連中は国家にとって本当に重要なことには何の関心もないくせに、憲法改正みたいなことにはやたらと熱心なのだ。なにかをするのに必要な前提に関して関心がないといってもいい。これは世間で「保守派」と形容されている連中に共通してみられる特徴だ。たとえば、厳罰化をしたいならば、まず様々な問題が指摘される警察の捜査能力に関して関心を持たないとだめだし、さらに犯罪の背景にある貧困問題にも関心を持っていなければならないはずだ。これらの問題に関心をもっていない連中に厳罰化をいう資格はない。しかし、これらの連中はきまって、問題の全体像を無視し、悪いやつをできるだけ罰するのはいいことか?いいことだ!みたいな、本来それだけでは議論できないような議論に大喜びで飛びつく。憲法改正も同様で、防衛大学校で発覚したびっくりするくらい幼稚ないじめをしているような連中がでかい顔をして幹部として栄達していく現状では憲法改正なんてとんでもないのに、「保守派」の連中からは「自衛隊員さんありがとう」みたいな大合唱しか聞こえてこない。だから憲法は一向に改正されないし、それは正しい。改正すべきは、「保守派」の愚鈍であるとしかいいようがない精神構造である。