グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

ドイツみたいに日本が反省するわけない 4

「日本は植民地主義を乗り越えるチャンス」…'日韓通'の韓国市民運動家が見る日韓の葛藤

https://news.yahoo.co.jp/byline/seodaegyo/20190814-00138415/

日本はドイツみたいに反省せよ!とは、一部の左翼と韓国人が一年のうち365日唱えている念仏であるけれども、なかなかそうならないのはドイツがヨーロッパで行った殖民地政策と日本の殖民地政策ではある程度の違いがあったからでもある。基本的に、ドイツがやったことというのは人種的で、ドイツ民族が繁栄するために他の民族を奉仕させるか、場合によっては抹殺してしまうというものだった。日本の場合も、日本人は他のアジア人より人種的に優秀!といった考えは間違いなくあっただろうが、その一方で、「五族協和」を言ってみたりとアジア人同士で団結して白人と対抗しようという流れも一応は(あくまで一応は、だが)あった。もちろん、日本の植民地支配による被害はあったけれども、日本の植民地支配の実態は戦争が始まった頃と終末期でかなりちがう。日本による統治の質の悪化は戦局が絶望的になって追い詰められたから生じた、という側面がかなりある。日本の植民地支配と、ドイツがヨーロッパで行った植民地支配では、日本の植民地支配の方が悪質性がやや少ない。それもあって、日本の歴史問題はどうもいまいち盛り上がらない。一部の左翼と韓国人が夢見る理想的な戦後など始まるわけもないのである。