漫画離れとモノ離れ
かつて、週刊少年ジャンプの発行部数が600万部だった時代があった。初代のプレイステーションが発売になった1995年のことだ。それから25年たって、ジャンプの発行部数は175万部になった。それはそうだろうなあ、と思う。漫画というのはとにかくかさばる。漫画雑誌となると、ジャンプなんて重たいし物としてでかい。それを読んだあとですぐに捨てないといけない。この回は特におもしろかったからとっておこう、なんてことをするととんでもないことになる。だから捨てるしかないわけだが、読んだものを資源ごみなどにまとめるのも面倒である。漫画を読むには本当にとんでもないコストがかかる。みんなスマートフォンを使う時代に、175万部も売れていること自体が驚きなのかもしれない。