桜を見る人、一万人
最近話題の桜を見る会について僕が驚いたのは自民党の後援会の関係者が招かれていた、とかそういうことではない。桜を見る会に招待される人の人数である。その数なんと一万人。僕はこの件があるまでなんとなく千人くらいなのかなあ、と思っていたのだが、桁が違ったわけである。まあ、「芸能人」やらスポーツ産業関係者などまで招待するならその総数はあっという間に一万くらいになるのかもしれない。さらに、一度招待した人を惰性で招待するならば、招待者数は増える一方であるだろう。しかし、一万人となると、ますますああいった場には微妙な人たちにも招待状が発行されることにもなる。桜を見る会が始まった1950年代と比較すれば、近年は催しの性質が全く異なったものになっているはずで、桜を見る会の運営方法が見直されるのも無理はないことなのかもしれない。