グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

やる気がないことを延々とやる人生

なぜ男は冬富士に向かったのか? ~ネット生配信の先に~

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4365/index.html

もう十年以上、司法試験の勉強をしていたということだが、明らかに向いていない。向いていないというか、このような状況だと、勉強というよりは朝から晩まで法律のことが頭から離れない、法律の勉強が楽しくて仕方がない、朝から晩まで法律の勉強をしてもまったく苦にならない、くらい優秀でないと無理だと思う。もっともそれくらい優秀ならば若いうちにとっくに司法試験に合格しているだろうが、それほど法律が好きなようにも見えないのに司法試験の勉強をだらだらと続けていたのは、やはり司法試験の勉強をしているうちに何かが訪れるのを待っていたように見える。それが法律の勉強に対するやる気なのか、法律以外の活動に対するやる気なのか、とにかく亡くなった男性は何かが訪れるのを待つために司法試験の勉強をしていたと思うのだ。しかし、10年経って訪れないものが11年目に訪れるものでもないだろう。というか、10年経っても訪れないものは20年経っても30年経っても訪れないような気もする。結局、その何か、は訪れることなく男性は亡くなってしまった。本当に、男性の人生は(というにしては我々は男性について知らないことが多すぎるが)ある種の困難を象徴していると思う。