グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

来るべき大勝利

政治家などが外出の自粛を呼びかけているけれども、なんといっても効果があるのは感染者の増加である。当然ながら世の中では、コロナウィルスに感染して死にたくない人が大半である。そろそろ二十代でも死ぬときは死ぬ、という情報が出回ってきた頃で、若年者の外出もめっきり減っているだろう。だから今の段階でもすでにロックダウンに近いので、政府が余計な責任を負わなければならないロックダウンは必要ない。コロナウィルスによって引き起こされる経済的な損害は、既存の枠組みで、しかも基本的には絶対に既存の枠組みを超えないようにして保障する。既存の仕組みで対処できない者は、既存の仕組みに合わせて生きていないから悪いのだ。これから医療関係者を含めて何千人もの人間が亡くなるかもしれないのにそんなことを言っている場合なんだろうかと思うが、そんなことは関係ない。人命よりも既存の枠組みの方が大事だ。個人的には一人あたり月二十万程度のベーシックインカムを一時的に実施して、必要最小限のもの以外すべての経済活動の停止を「要請」するのが一番合理的に思われるのだが、そんなことが自民党こと自由民主党にできるわけがない。ベーシックインカム、ダメ絶対!なんだし、どっちにしたってもう遅い。コロナウィルスの感染が爆発的に拡大しても金融危機のように資産が消失するわけでもなければ、大地震や大津波とはちがってインフラが失われるわけでもない。最悪でも大量の高齢者と何人かの医療関係者と運の悪い若年者が死ぬだけだ。人命よりも大切な資産もインフラもそのまま残っているので問題ない。イタリアではもうすでにピークアウトしているといわれる。感染爆発からピークアウトまでは本当にあっという間なのだ。もしベーシックインカムなどの本質的に既存の仕組みとは相容れない政策なしにコロナウィルスの流行が過ぎ去って、次の選挙で例の「3分の2」が確保できるのならば、官僚機構と自民党こと自由民主党の大勝利だ。そのときは国民は全員で万歳をして、この程度で済んでよかったと官僚機構と自民党こと自由民主党の大勝利を祝賀すべきだろう。