大相撲のリアル
国内で初めて、二十代の死者が相撲業界からでたというニュースには考えさせられるものがある。28才で3段目というだけでも、もう関取りに上がる見込みなんてぜんぜんなさそうなのにこの年にもなって続けるものなのかなあ、と思うが、その上糖尿病の持病まであるというからなおさらびっくりしてしまう。糖尿病の持病がありながら力士ってできるものなのだろうか?医者は引退を勧告しないのか?そういう基礎疾患を抱えて、先の見込みがなさそうな状況で相撲を取り続けるのはなぜだろう。相撲取りなんて見込みがなさそうならさっさと辞めるような人たちだと思っていたが、引退した力士のリストを見ると関取りとはほど遠い番付で相撲を取り続け、三十代半ばになってから引退する、みたいな人もかなりいる。相撲業界の現実の一端が分かった気がした。様々な業界の真実を明らかにしてしまうコロナウイルスだが、相撲業界もその例外ではなかった、ということだろうか。