グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

一日だけネットから距離をおいて分かった事

僕は引きこもりなんで、普通はネットばっかりやっているのだが、昨日はほとんどネットを使わなかった。

これほどネットをしなかったのは、ここ数年来なかった事だと思う。

それで、なにか困った事があったかというと、当たり前の話だが問題はなにもなかった。

困る事があるどころか、いい事しかないような気がする。

 

しばらくネットを使わない経験をするとつくづく思うのは、普段ネットを使って集めている情報というのはある意味、99.9%以上知ってても知らなくてもいいような事ばっかりだな、という事だ。

世の中のニュースとかはとくにそうで、そういうニュースを知らなくても不都合というものは何もないし、知ったところで個人としてはどうしようもない事がほとんどだ。

 

例えば、いま一部では追いつめられた北朝鮮が日本に核ミサイルを撃ち込むんじゃないか、という事が言われるけれども、しかしそのような可能性があったとしてもしばらく情勢が安定するまでヨーロッパあたりで遊んでいよう、なんてことを言える人というのはほとんどいないだろう。

北朝鮮情勢がどうなろうが、普通の人は普段通りの生活を続けるしかない。

僕も極東アジアで戦争が起こって日本が戦場になる可能性は世間が思っているよりもかなり高いんじゃないか、と思っているが、しかしじゃあ、そうなったときに備えて何をすればいいかというとピンと来ないし、北朝鮮情勢に関する情報をネットで見てても個人としてすべきことを明確に教えてくれるわけでもない。

もし貴重な情報を知ったとしても、それで個人が何かできるか、というのはまた別の話で、そんなら情報の意味というのはなんなのか、という話になる。

もちろん、今後北朝鮮関係で何も大きな事が起きなかったら、普通の人にとって北朝鮮関係の情報はなんの意味もない。

 

生活をする上でネットというのはかなりの部分なしで済ませられるな、というのが、しばらくネットから距離を置いてみて思った事だ。

例えばブログをやるにしても、ネットをやっていると一日にブログのネタなんていくらでも見つかるので、一日に思いついた事をブログに書くとそれこそ一日に3回くらい更新しないといけない。

それならばブログのネタを見つけるのにそんなに長くネットをする必要はそんなにないともいえるし、そもそもネットから離れていてもブログのネタというのはいくらでもあるので、なおさら長時間ネットをする理由がない。

 

ネットをやっていると時間というのはあっという間に過ぎていくものだけれども、ネットをやらないと時間の経過がかなりゆっくりに感じる。

それはネットをやらないと考える時間が多くなるからで、考えるのは大変だからどうしてもネットをするという楽な方向に流れてしまうわけだけど、ネットから離れるというのは大変なだけのリターンはあるな、と思った。

ネットをしていないと普段とは違う事を思いつくものだが、特に情報の価値をどう評価するべきか、という、ある意味一番重要な問題についてそうで、いつもネットにいると自分にとってどういう情報が重要なのか分からなくなってくる。

だから、時々ネットから離れて原点に立ち返るというか、情報の価値に関する判断基準を見直すという事は非常に意味がある。

 

思いついたことを書いているうちに、複数の相反する主張が一緒になっている感じのエントリーになってしまったが、ネットを長時間使う人には一日ネットを使わないで過ごすというのはかなりおすすめできると思った。

北朝鮮情勢が緊迫している中でこんな事を書くのは見当違いなような気もするけれども、カネがかかるわけでもないのでやってみてまず損はしない。

今後どういう方向で行動するか、という事にかんする整理をするのには役に立つと思う。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。