グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

改憲教

たしかに9条9条と繰り返すばかりの人たちが宗教的であることに異論は無いが、僕が思うに、憲法を改正改正しなければならない!と頑張っている人の方もそれに劣らず宗教的だと思う。つまり、憲法は改憲すべき、という結論ありきで、改憲した場合のメリット…

カネと時間は似ている

何が似ているかというと、どちらも少しでも油断したらあっという間になくなることが似ている。たとえばドラッグストアやスーパーで何も考えずに飲み食いしたいものをかごに放り込んで会計する、ということを日常的にしていればカネというのはあっという間に…

タクシー通学とサイバー田舎

先日テレビを見ていたら、過疎のために集約された小学校が取り上げられていた。しかも、はじめからみていないのでよく分からないが、その小学校は津波対策のためか高台にあり、生徒が暮らす集落とは離れているということだった。そのために生徒は徒歩による…

ブロックチェーンと共産主義

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00010007-fnnprimev-sci ここ最近一部で言われているブロックチェーンに基づく社会と共産主義というのは非常によく似ている。何が似ているかというと、国家というものはいずれ無くなる、という結論が最初にある…

普通の人にとっては、英語というのは理論物理学みたいなものだとおもう

日本の将来にとって英語が重要ということはもう何十年も前から言われているが、僕はどうして英語が重要なのか全然わからない。僕が思うに、普通の人にとって英語というのは理論物理学のようなものだと思う。工学部の学生が電磁気学を正しく理解していること…

日本人はどこまで英語が得意になるべきか?

英語というのは大変だ。何が大変かというと、使うのが大変なのである。英語を使うのが大変、というとまるで自分の語学力が乏しいように聞こえるから、英語関係の人はこういう話を絶対しないが、英語を使うのは大変である。たとえば英語の本を読むにしても、…

元奨[2]

橋本長道氏の奨励会の本を読んで印象に残るのは、間接的に書いてあることである。直接的に書いてあることももちろん印象的なのだが、間接的に書いてあるからこそ強い印象として残るものがある。たとえば、当たり前の話だが、橋本氏は自己のことを才能がある…

元奨

橋本長道氏による奨励会の本はとてもいい本だった。まず文章がよい。所々に鮮やかな「一手」がある。たしかにこれはラノベ作家にしかかけない本である。さらに本書が特徴的なのは、本全体の雰囲気である。挫折挫折と橋本氏はいうけれども重苦しさはあまりな…

苦労の押しつけが百害あって一利もないわけ

苦労の押しつけは百害あって一利もない。なぜなら、押しつけられた苦労を耐え忍ぶということは思考を停止させることに他ならないからだ。学校教育の掃除などは押しつけられた苦労の典型例だろう。学校の掃除は、そもそもなんで生徒が学校の掃除をしなければ…

よい苦労とわるい苦労

学校でのエアコンの設置状況について調べていると次のエントリーを見つけた。 https://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20150219/277734/ 確かに小田嶋氏がいうように、苦労にはよい苦労と悪い苦労がある。よい苦労は人を成長させるが悪い苦労は単に人…

なんでマコ様が完璧な結婚をしなければならないのか分からない

海の王子がフォーダム大学のロースクールに留学するという話だ。フォーダム大学の公式サイトで、海の王子をfianceeと表記したことに宮内庁が抗議をする方向へ、と朝のニュースでやっていた。フォーダム大学はトランプが2年間在籍したことでも知られる、ニュ…

hagex氏刺殺と実名・匿名

今回hagex氏が刺殺されたという事例は、あらためて実名と匿名それぞれが持つメリットとデメリットを考える上で有益であると思う。 まず、匿名での発信というのはメリットがいくつかあって、ひとつは匿名での発信は安全であるということだ。なぜなら、匿名だ…

「岡本顕一郎」になり損ねたhagex氏

なんでも、hagex氏が匿名から岡本顕一郎という実名によるものに活動をシフトさせようとしていたことには、やまもと氏の成功が背景にあるらしい。 「切込隊長」として知られたやまもと氏が活動を実名によるものに移してから、氏の活動は匿名だったころと比べ…

hagex氏を追悼してもバチはあたらないだろう

hagex氏が刺殺されて初めて分かったことがある。それは、hagex氏が一人の人間だったということだ。 それまでの僕が知っていたのはhagexというキャラだけで、hagex氏がどのような人間だったか知らなかった。これまでhagex氏は自分の個人情報を明かさなかった…

hagex氏刺殺事件とネットの限界

以下のエントリーを読んで、ネットのもつ限界について考えさせられた。 http://bunshun.jp/articles/-/7933 やまもと氏の出身大学である慶應義塾大学には人文学に関する分厚い伝統がある。イスラム学に関しても井筒俊彦という天才として知られたイスラム学者…

hagex氏に見られる持てるものの傲慢

hagex氏が亡くなった後、ネットでは故人を偲ぶエントリーが多くかかれた。故人は本当に素晴らしい人であった!と賞賛するものから、まあいい奴だった、というものまでそれぞれ温度差はあるようだったが、とりあえずhagex氏を悪くいうようなものは見当たらな…

hagex氏刺殺事件と「追い詰める快楽」

https://toyokeizai.net/articles/-/227515 上記エントリーを読んで、「追い詰める快楽」とはよく言ったものだと思った。あらゆる正義は多かれ少なかれ快楽をともなう。反撃できない相手を集団で攻撃するのは楽しい。相手が非の打ち所のない絶対悪、たとえば…