グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

軍事組織と危険思想

Killings in Germany point to a worrying rise in far-right violence 

https://www.economist.com/europe/2020/02/20/killings-in-germany-point-to-a-worrying-rise-in-far-right-violence

ドイツ軍にはネオナチが数百人ほどいるらしい。ドイツ軍にネオナチがいるんならば警察にだって絶対いるだろう。こういう組織に過激思想をもった人たちがいるのは驚くべき事ではない。逆に当たり前である。軍とか警察などの暴力装置に就職するような人は、どこかしら暴力的なものに惹かれてこれらの組織に就職するのである。暴力的なものに惹かれるのだから暴力的な思想に惹かれる人がいるのは当然で、これを避ける方法はありそうにない。これらの暴力装置の中で誰がネオナチなのか分からない、という状況はドイツ社会の今後に結構大きく影響するのではないかと思う。なぜなら、この状況が明らかになると、ネオナチに対して積極的な対応をすればいじめなどのターゲットになるなどの個人的な不利益を被るというような可能性を組織のメンバー一人ひとりが認識するようになるからだ。もちろん、これらの暴力装置にいる人はリベラルな正義を実現するべく暴力を行使しようと就職した人も多いだろう。しかし、ドイツのネオナチの話を見ると、社会が変わるときはどのように変わっていくのかを考えさせられる。