グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

BDレコーダーでブラームスのCDを聴いてみた

久しぶりに昔買ったCDが聴きたくなったので、BDレコーダーで再生することにした。リビングのステレオが故障していて、しばらくCDを聴いていなかったのだが、そういえばBDレコーダーでもCDを再生できるな、と思ったので試してみることにしたのだ。実はBDレコーダーはBDやDVDだけでなく、CDも再生ができるのである。

まず最初に何を再生するか少し考えたが、とりあえずワルターブラームス交響曲4番を再生してみた。

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ブラームスの4番はちょっと微妙なところがある作品である。まとめるのに苦労しているような感じがするし、3楽章のトライアングルに至っては出てくるたびに失笑するしかない。悪い作品ではないし、部分的には素晴らしい部分もあるのだが、全体的には微妙な作品である。しかし、きょうは完璧な作品ではなくてブラームスの4番が聴きたい気分だったのだ。微妙だけどもたまに聴きたくなるのである。

それで聴いてみたのだが、案外普通に音楽が聴けたのが意外だった。もちろんスピーカーが4万円のブラビアなので家電くさい音で再生されるのだが、とりあえず普通に音楽が聞けるし、普通に感動できるのである。しかも、テレビとリビングのステレオとでは値段が一桁違うのに、感動の量にはそれほどの違いがないように思えた。下手をしたらステレオで聴いた時よりも感動したかもしれない。

これには音がステレオよりもチープだという事も影響があるのかもしれない。もっともチープとはいっても、テレビというのはテレビなりにいい音、迫力がある音が出るように設計されているわけだが、音がチープだと本当にそこにあるのは音楽しかない感じになるのである。ステレオの場合はCDを掛ければ勝手に美しい音が流れてくるけれども、BDレコーダーで再生される音は完全に家電の音、日常の音である。そういう音でシリアスな音楽が再生されていると、自然と真剣に耳を傾けないといけない、という気分になってくるのだ。

BDレコーダーでCDを再生すると、いつもとは違った気分で音楽を聴くことができるので、やったことない人は一度試してみると面白いと思う。