グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

さくらももこが民間療法をして亡くなったのは正しい

http://www.jprime.jp/articles/-/13215

まるで標準治療をしたら100パーセントたすかったかのような言い方だが、標準治療をしようが「取り返しのつかない」事になるときはなる。いや、むしろ標準治療をして取り返しのつかない?ことになった人があまりに多いからこそ、さくらももこは標準治療に背を向けたのではないか。民間療法で死んだらあきらめもつく。標準治療をして何の効果もなかったらそれこそばかばかしい。僕個人としては、ガンの標準治療なんか受けるならば金の棒で体をこすってもらった方がましなくらいだ。結局、ガン治療の問題は究極的には死生観の問題に行き着く。さくらももこが生に執着したのは確かだが、標準治療をして死ぬより民間療法をして死んだ方が死に方として自然だと考えていた部分もあったと思う。小林麻央の一件があった後であえて標準治療を退けたのには、それなりの考えがあったはずだ。だいたい、さくらももこはスピリチュアル世界が大好きだったのだ。スピリチュアル世界が好きならばガンの治療もスピリチュアルに対処するのが筋というものだろう。この点において最後に筋を通したさくらももこの亡くなり方は賞賛に値すると思う。

マケインとその敵

マケインの敵というのは何だったのだろう?マケインは何に対して戦ったのだろう?そもそも、マケインは実際に戦ったのだろうか?少なくとも、マケインが金持ち相手に戦う政治家とはみなされなかったのは確かだ。自身が大金持ちであり、ベトナム戦争で有名になったマケインは金持ち相手に戦う事ができる立場にあった。そして、時代の流れを考えると、いまこそ金持ちに挑戦する金持ちが待望されている時代はないのである。部分的にではあるが、トランプは金持ちに反逆した。だからトランプは大統領になった。トランプは金持ちに挑戦する大富豪なのであり、だからトランプは金持ちとグルのリベラルメディアに評判が悪いのだ。一方、マケインはリベラルメディアの賞賛の中で生涯を閉じた。後世において、マケインの評価は厳しいものになるだろう。

サマータイム推進運動の不気味と憲法改正

一部の自民党議員がサマータイムを推進しようとしていることに不気味さを感じる。何が不気味かというと、そういう議員がこれまで様々な行事や就労時間を朝にずらすなど、サマータイム以前に試しておくべきことに全く関心を示さずにいきなりサマータイム、なのが不気味なのだ。つまり、何を企んでいるのか分からない。これらの議員がサマータイムを推進する理由はぜんぜん説得力がない。なぜサマータイムなど推進しようとするのか不気味だ。僕は憲法改正運動にも同じような不気味さを感じている。憲法改正の前にできることはいくらでもあるはずなのに、憲法改正にきちがいみたいになっている人たちはそれらに全く無関心に見える。正直、不気味でしょうがない。サマータイム憲法改正も、推進運動をしている連中をみた時点で賛成なんてとんでもない。

サマータイムはコンピューターが普及する以前の制度で時代遅れ

東京オリンピックまで2年といういまになって、サマータイムを導入せよ!という意見が自民党から聞こえてくる。サマータイムを導入するかどうかの決定にかかる時間、さらに日本国内で使われているすべてのコンピューターシステムを安全に移行させるための期間を考えると2年で間に合うとはとうてい思えないが、足らぬ足らぬは工夫が足らぬ!ということなのだろうか。しかし、いくら自民党が頑張ったところでサマータイムを導入するのは難しいだろう。なぜなら、サマータイムはコンピューターが普及する前の制度だからだ。もともと、サマータイムは戦時中にエネルギー資源を節約するために始まった。要するにサマータイムは、夜に起きているのはエネルギーの無駄、早起きをして太陽エネルギーを活用しよう、という制度だったのだ。これが第二次世界大戦後も惰性で残り、コンピューターが普及するさいもサマータイム制度に合わせる形でシステムが導入された。欧米諸国でサマータイムをやっているのは、コンピューターの普及する前からサマータイムがあったからなのだ。自民党はこれが分かっていない。コンピューターが時間感覚を決定している21世紀では、太陽の運行に合わせて生活するのは不自然で人間の感覚に合わない。さらにコンピューターは時間で同期しているから、サマータイムなどあればかならずトラブルが発生する。コンピューターとサマータイム制度は相性が悪いのだ。暑さ対策とか省エネなどと自民党は喧伝するが、暑さ対策ならば競技を早朝か夜にすればいいだけでサマータイムなんか要らないし(僕が権力者なら、酷暑であっても喜んでデスマッチをやらせるけれども)、省エネだってエネルギーの使われ方が昔と全く異なっているから省エネにならない。結局、ある日を境に時間が一時間や二時間ずれるという面倒だけが残っているというのが現状だ。サマータイム制度は世界が大戦争をやっていた頃の遺物で、これを今になって導入しようなんて時代遅れも甚だしい。

ボランティアは電通がしろ

あの迷惑イベントの東京五輪でボランティアの数が大幅に不足する見込みらしいが、2年後のイベントのためのボランティアを2年前の今募集するということ自体に驚く。2年後のイベントのボランティアに参加を申し込むなんて無責任なことはまともな人間ならばとてもできない。2年後に、どのような状況になっているかなんて誰にもわからないし、そもそも五輪のボランティアの募集が2年も前に行われていると言うこと自体、知らない人が大半だろう。しかも、今回のボランティアは宿泊費と交通費がでない。ボランティアに参加するためのカネと時間を用意できる人が限られている。どれくらいのカネがかかるのかはどのような会場でどのようなボランティアをするかによるだろうが、場合によっては数十万単位でかかりそうだ。その上に、オリンピックは大学の講義がある期間に重なる。必修科目があったらアウトだし、聴講するはずの講義を欠席して単位を取るのは大変だ。その上、さらにカネまでかかるというのだから、これほどの不利益を目前にボランティアをしようとする大学生はまれだろう。今回の動員計画をみるにつけ、東京五輪を組織している連中というのは大本営なみに無能なことがよくわかる。この時期に五輪を招致することがどれほど迷惑なのかも分からない連中がやっていることだからしかたもないが、ボランティアに参加をしようと考える国民の善意に報いようなど少しも考えていない。とにかくオリンピックを利用して金儲けをしてやろう、という浅ましい皮算用ばかりが目立つ。だからボランティアなんて電通がすればいい。これこそ東京五輪でやるべきコスト削減だ。

友達の価値

川上量生氏の「ニコニコ哲学」を読んで、友達の意味について考えてしまった。本書によると、川上氏は高校生時代、川上氏のように知的水準が高すぎるために真面目に生きることができない人たちとばかりつきあいがあったらしいが、大学進学を機会に会うことが全くなくなってしまって消息も卒業後に何年かして風の噂を聞くくらいだったという。高校時代、精神的にどれだけおなじような生き方をしていても、大学に進学したくらいでまったく関係がなくなってしまう。そのような現実を川上氏のグループは高校時代、まったく意識していなかったに違いない。どのような人付き合いが長続きするのか、考えさせられる話だ。

保活のジレンマ

女性が社会進出すると、「保活」の難易度は上昇する。なぜかというと、乳幼児の育児を安価で丸投げしてその間にカネを稼ぐ「働くママ」が増える一方、薄給ではたらく奴隷的保育士の数は減少するはずだからだ。誰だって奴隷的保育士になるよりは奴隷的保育士を使う側に回りたいに決まっている。そして「働くママ」からは、働くママが子育てをアウトソーシングすることで儲けることは許されない、という意見はまったく聞かれない。育児をアウトソーシングして儲けることと託児サービスへのフリーアクセスは両立しない。両立するはずのないものを両立させろと喚くところに「働くママ」というものがいかに愚かであるかが示されている。