グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

朝日大学野球部

不良であっても野球はできるので、いろいろと問題があった人たちがたまたま野球をやっていただけだと思うが、それにしても非行が殺人にまで至るのは珍しい。珍しいことではあるけれども、それで思うのは、スポーツによって人間的に成長しました!みたいな話とは逆に、スポーツをやることで逆に人間が歪んでしまうこともあるのではないか、ということだ。大学の野球部に入るくらいだとなると、ずっと野球をやっているわけだからそのひずみ方も著しいものであることだってありうる。スポーツというとどうしてもいい話ばかりが注目されるし、実際に悪い話よりもいい話の方が多いに違いない。しかし、どんなことにも負の側面はあるわけで、それはスポーツの世界も例外ではない。

政治主導

カビが生えたマスクも例の三十万も、考えてみたらどれも政治主導の結果に他ならない。政治主導だと政策の質は取り巻きの質と同じになるから、取り巻きがよいと政策はよくなるし、取り巻きが悪いと政策は悪くなる。今回の騒動を見て、いまの日本の総理大臣の取り巻きって大丈夫なんだろうか?と不安になる国民は相当にいるのではないか。

第二次大戦以来の転機

公明、「連立離脱」論で押し切る 官邸主導の政治手法に影―現金給付1人10万円

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041601107&g=pol

条件を付けて三十万円を給付するとなると、要領のいい人ばかりが三十万円貰えて不器用な人は貰えないという結果になるのは明らかだ。山口代表の言う通りこんな理不尽な案を実行したら山口代表も安倍首相も終わっていただろう。結果として安倍首相は山口代表に救われた形になったわけで、安倍首相は創価学会に感謝しなければいけない。ひるがえって社会全体を見てみると、今の日本には今回の三十万円みたいな話が実に多い。制度を整理して、不器用な人でも利用できるような制度にしていくべきだ。

説教と自己啓発

コロナウイルスが流行するようになってから「国は全員を助けることができない!自分の身は自分で守るしかないし、あとは民間がお互いに助け合うしかない!だから国を批判するのは間違っている!」というような自己啓発的メッセージが様々なところで聞かれるようになった。それは真実であるのだろうが、なんか説教みたいだなあ、とも思う。もしまわりに助けてくれる民間がいないようなら、国を批判するしかないではないか。みんなが批判をし始めると「いくら不満を言っても状況は変わらない!環境を変えられなくても自分は変えられる!」という自己啓発的前提だって変わってくる。おとなしく説教を聞いているよりは「人のせい」にした方がまだましな場合も多いような気もする。

コロナウイルスでますます遠ざかった「憲法改正」

この状況になっても自民党こと自由民主党憲法改正がどうのこうの言っていて笑える。どうせ送るなら小切手でも送ってくれればいいのにマスク2枚なんかが送られてくるような、このマヌケとしか言いようのない日本国で憲法改正なんかできるわけがないだろう。前回の金融危機地震などでもそうだが、どうもこういう大きな出来事があると日本国のマヌケさが目立つように思われるのは僕だけだろうか。今回の政府の対応を見て、憲法改正の必要を実感した者がどれくらいいるか。ほとんどいないどころか、自民党こと自由民主党なんかに憲法改正をさせるなんてとんでもない!と思う人がほとんどなのではないだろうか。自民党こと自由民主党は、現行の憲法下ですべきことをやっていない。とりあえず憲法改正を言うんだったら現行の憲法でできることをやってから言って頂きたい。

スペイン

スペインで本当にベーシックインカムが導入されるらしい。しかも一時的ではなく、恒久的にベーシックインカムに移行してしまうのだという。今回のコロナウィルス騒ぎは、いかに既存の福祉制度が理不尽なものであるかを明確にした。結局、意欲があろうがなかろうが、カネがなければどうしようもなくなってしまうのだ。たいていの問題はカネがあれば解決できる。ベーシックインカムでカネを配れば、個人が勝手に問題を解決するから多くの社会問題は自然と消滅するだろう。これが、「働かざる者食うべからず!」と頑張るから社会における問題は一向に解決しないのだ。僕は、「未来」においてはおそらく、ベーシックインカム、あるいは負の所得税のようなシステムの導入は避けられないと考える。このような動きが北ヨーロッパではなく、スペインのような辺境から(と言ったら語弊があるかもしれないが)起こったのは非常に興味深い。それと同時に、辺境で最先端を突っ走るべき日本がスペインに後れを取ったのは返す返すも残念でならない。

来るべき大勝利

政治家などが外出の自粛を呼びかけているけれども、なんといっても効果があるのは感染者の増加である。当然ながら世の中では、コロナウィルスに感染して死にたくない人が大半である。そろそろ二十代でも死ぬときは死ぬ、という情報が出回ってきた頃で、若年者の外出もめっきり減っているだろう。だから今の段階でもすでにロックダウンに近いので、政府が余計な責任を負わなければならないロックダウンは必要ない。コロナウィルスによって引き起こされる経済的な損害は、既存の枠組みで、しかも基本的には絶対に既存の枠組みを超えないようにして保障する。既存の仕組みで対処できない者は、既存の仕組みに合わせて生きていないから悪いのだ。これから医療関係者を含めて何千人もの人間が亡くなるかもしれないのにそんなことを言っている場合なんだろうかと思うが、そんなことは関係ない。人命よりも既存の枠組みの方が大事だ。個人的には一人あたり月二十万程度のベーシックインカムを一時的に実施して、必要最小限のもの以外すべての経済活動の停止を「要請」するのが一番合理的に思われるのだが、そんなことが自民党こと自由民主党にできるわけがない。ベーシックインカム、ダメ絶対!なんだし、どっちにしたってもう遅い。コロナウィルスの感染が爆発的に拡大しても金融危機のように資産が消失するわけでもなければ、大地震や大津波とはちがってインフラが失われるわけでもない。最悪でも大量の高齢者と何人かの医療関係者と運の悪い若年者が死ぬだけだ。人命よりも大切な資産もインフラもそのまま残っているので問題ない。イタリアではもうすでにピークアウトしているといわれる。感染爆発からピークアウトまでは本当にあっという間なのだ。もしベーシックインカムなどの本質的に既存の仕組みとは相容れない政策なしにコロナウィルスの流行が過ぎ去って、次の選挙で例の「3分の2」が確保できるのならば、官僚機構と自民党こと自由民主党の大勝利だ。そのときは国民は全員で万歳をして、この程度で済んでよかったと官僚機構と自民党こと自由民主党の大勝利を祝賀すべきだろう。