グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

学校生活以上の子供生活はありうるか?

「子供を小学生に通わせなくてもよい」と意見に対して、元教育者として言いたいことは山のようにある

https://www.tyoshiki.com/entry/2019/05/11/204146

まともな知性をもつ子供にとって学校という施設は耐え難いもので、あんな愚鈍と理不尽が支配するような世界は破壊したくなるのは当然だ。しかしながら、それでは学校を完全に否定して、学校とは正反対の生き方をして成功した子供がいるかというと、そういう子供というか元子供が全然いないのは何でだろうか?正直、学校生活の外で意欲的に物事に取り組んでいくなんて子供は、なんだかんだいって様々な疑問を感じつつも学校生活を楽しく送れてしまうような気がする。というか、どんな反抗的な子供でも結局は子供なので、自分で学校の外で何かやっていくだけの知恵もなければカネもない。つまり、学校を抜けたら親次第になるということで、子供の養育を親に一任するのは危険すぎるから学校はあるわけだが、学校は託児所であって勉強する場所ではない。国にとって勉強とは躾のツールでそれ以上でも以下でもないし、学校は躾さえ出来ればそればいいという人達が運営している施設だから良くも悪くも結果は(つまり今の平均的日本人は)あのようなものになるわけだけれども、躾だけをしていればよいのか、という問題はこれから重要になっていくと思う。