グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

甲子園のない世界

コロナウィルスの影響で、春の甲子園が中止になった。毎年必ずあるものと思っていたものが無くなるとなかなか新鮮な感覚を覚えるが、それと同時にまあ、甲子園というのはないならないで問題ないんだな、という感じもする。もちろん、春の甲子園夏の甲子園では重さがぜんぜん違うから、これが夏でなくてよかった、というのはかなりの人が思っている事だろうけれども、この分だと夏の甲子園がなくなったとしても、あ、なくなったのね、で世の中は動いていくような気がする。というか、夏の甲子園がなくなっても、世の中はそういう風に動いていくだろう。確かに甲子園というのは素晴らしい。そこでは感動がテンコ盛りだし、とにかく見世物として面白い。しかしながら、それでは感動とか見世物がないと人は生きていけないのかというとそんなことは別にない。ストア派の哲学者ではないけれども、逆にそんなものはない方がいい、ともいえるわけで、だから甲子園がなくなっても、あ、なくなったのね、といって世間はそのまま流れていくのである。甲子園みたく、素晴らしいと同時に不要なもの、さらにいえばストア派的な見方からするとないほうがいいくらいのものは世の中にたくさんあるのではないだろうか。甲子園のない世界はそのようなことを教えてくれる。