グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

関係者は高橋まつりさんのTwitterの全投稿を是非とも出版していただきたい

なんか、電通の新入社員だった高橋まつりさんという人が自殺したことが話題になってるけど、個人的にどうも世間の取り上げ方に違和感を感じる。

まあ話題になるのは分かるよ。女性だし女子だし東大卒だし、まだ24歳だしね。残業時間が月100時間以上で、睡眠時間が2時間とかで、本採用になって3か月で自殺なんだから「かわいそうに!」の大合唱になるのは当然なんだけど、ちょっとね。何も考えずに高橋さんを「かわいそうな人」と認識するのは、どうかと思うね。

だって、なんか自分の事しか考えてない感じだもん。僕が高橋さんのTwitterを読もうとした時にはもうアカウントが凍結されてて残念だったけど、ネットでいくつか投稿を読んだ限りだと、やっぱ自分の事しか興味ない感じ。自分の事しか興味ない人が自殺しても、ちょっとね。まあ、世の中の99パーセント以上の人は自分の事で精一杯だろうけど、でも他人をバカにするような事を書いてたり。そういう人でもこういう形で亡くなる、というのは誠にお気の毒だけど、これで電通でのキャリアがうまく行ってたら、ますます自分より冴えない人間をバカにするようになってたんじゃないかなあ。

要するに中途半端な強者だったんだろうね。自分では強者のつもりだったけど、実はあんまり強者ではなかった。それなのに運悪く電通みたいな所に入ってしまって、思いっきり弱みがでたのかもしれない。だいたい、女性が残業100時間やるのと、男性が100時間やるのとではきつさが違うわけで。女性だけども男性とまったく同じ働き方が要求された、ということでしょ。男女同権、大変だよね。

今回の話があって電通での働き方が変わるか、というと、あんまり変わらないのではないか。高橋さんが自殺しようが、電通は儲かり続けるわけだからね。変える必要ないじゃん。激務だから電通関係者の特権がある。特権をそのままにして勤務をラクにしてくれなんて、ナンセンス。

高橋さんがtwitterをやってたのは、会社と裁判になった時に使えるように、という目的もあったらしいけど、そういうアカウントを運営しても結果は自殺だからね。なんかすごい話だけど、これは貴重な記録なんで関係者はTwitterの全部の投稿を是非とも出版していただきたい。それらの投稿には故人の闇の部分も思いっきり反映されているが、しかしそういう部分を含めて生きた、という記録を残す事こそ大変な意義がある。親交があった人とかの追悼文とかも合わせて収録して、写真もふんだんに入れたりすれば結構いい本になると思うんだけど、どうだろう?