夏の甲子園 決勝 広陵 4-14 花咲徳栄
やはり広陵の脆さが出た。
僕は今年の広陵は一定の凄みはあるが脆さもあるチームだと思っていた。
確かに甘い球も甘くない球も容赦なしに打ちまくる打線は今大会の出場校の中でも傑出していたと思う。
明らかに今年の広陵は普通ではなかった。
選手の雰囲気からも「優勝が狙える」という勢いがあった。
昨年に優勝した作新の雰囲気に似た雰囲気のあるチームだったと思う。
しかし打撃以外の部分に関して言えば、今年の広陵は見ていてちょっと微妙かな?と思う事が少なくなかった。
最大の問題はエースが不調な事である。
広陵のエース格の10番だけで花咲徳栄を抑えるのはかなり厳しい。
かといって不調のエースが逃げ切れるほど花咲徳栄の打線は甘くない。
一方の花咲徳栄の投手はどちらもコントロールがよく、大量得点をするのが難しいタイプである。
もう一つ今年の広陵で微妙だったと思うのは守備である。
広陵の守備には凄みを感じなかった。
去年の作新は守備においても容赦がなかったが、今年の広陵の守備は一言でいうと普通だった。
守備が普通だと投手が打線に押されている場合に大変になる。
そしてエラーが焦りを呼んだのか、普通ならば考えられないようなエラーでの失点も相当していた。
広陵にとっては、マスコミがプロ注の捕手の周りに集まって大騒ぎするのもよくなかったと思う。
広陵の選手はセミプロみたいなものとはいえ、なんだか見ていられなかった。
花咲徳栄の綱脇と清水は決勝でもすばらしいピッチングをしていた。
変化球がズバズバとストライクになるのは見ていて気持ちがいい。
遅いボールも、普通の投手が投げると大体ボールになるけれども綱脇と清水が投げるとストライクになる。
やはり投手はストライクを取れてナンボである。
特にプロ注の捕手を三振にする所は最高に恰好がよかった。
今回の大会で注目されたのは、もちろん5試合で6本のホームランを打ったプロ注の捕手である。
でも僕はやっぱり広陵の主役は一番多くのイニングを投げたエース格の10番だったと思う。
決勝では6点を取られたが、これだけ甲子園で活躍をするというのは本当に素晴らしい。
夜テレビを見ていたら、広陵の選手がスカっとした笑顔でエースに「お前がエースで良かったよ」と言っていた。
それを見て「中井先生」は勝負には負けたけれども教育者としては成功したんだなあ、と思った。
優勝して得るものもあれば、準優勝してこそ得るものもある。
今回の試合の采配にも勝敗以前に、もしかしたら教育者としての配慮があったのかもしれない。
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