21世紀の西武
ネットで広島ファンの観戦記を読んでいて思ったのは、ソフトバンクというのはバブル期の西武のようなものなのではないか、ということだ。バブルの時代、リゾート開発などでコクドは儲けに儲けた。今のソフトバンクの強さは携帯事業での大儲けが背景にあるのは疑いない。広島ファンは、よりによって何でこんな場面で!と悔しがるが、このような少しの甘さがあるというのがカネのないということで、こういう甘さを見せずに勝ちきってしまう、というのがカネのあるということなのだろう。今回の日本シリーズでの広島の役回りは、バブル期の西武に勝とうとしても結局勝てないセリーグの優勝チームのようなものだったのかもしれない。野球に絶対はないとはいえ、ソフトバンクに勝つのはなかなか難しそうだ。