グローバル引きこもり的ブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール → acc4297gアットマークgmail.com

2018-01-01から1年間の記事一覧

紀州のドンファン

紀州のドンファンこと、野﨑幸助氏が変死したということで、野﨑氏の二巻本の自伝を買って読んでみた。正直、野﨑氏の女性遍歴に関しては大して面白いとは思わなかったが、成功している中小企業の社長というのはどのようなものかを知る上で非常に参考になっ…

一人分の差

ワールドカップで日本代表がコロンビアに勝利した。わずか開始3分でコロンビア側にレッドカードがでて、それ以降はコロンビア側が一人少ない状況で試合がおこなわれるという、コロンビアがコロンビアに負けたとでもいうべき試合だった。この試合のニュース…

もし中国が世界を支配できなかったら、中国人はどのような代償を払うことになるのだろうか?

最近の中国政府の外交政策を見ると、あたかも中国が世界一の大国になるかのような攻撃的な政策が多い。僕は一部のリベラル派が信じるように中国が世界を支配するなんて予想は全く信じていないが、しかし信じる代わりに思うのは、もし中国が世界を支配したら…

教師の過労が解消しないのは教師の賃下げができないから

結構以前から教師の過労というのは問題になっているような感じがするが、基本的になんで教師が過労になるかというと、根本的な理由は教師が高賃金な職業だからだとおもう。高賃金な職業というのはかならず、責任が重い・転勤・重労働という三点がセットにな…

「コミュニケーション能力」よりも人と違うことのほうが大事なのではないか?

先日テレビを見ていたら、女子高生が自殺をした、というニュースをやっていた。なんでも、「インスタ」で人気になったことで学校での人間関係が悪化していじめのようになっていたのだという。 自殺した女子高生は3年生になったばかりということだった。3年…

反論されると怒る人は何に対して怒っているのか

世の中には、自分の意見に対して反論されることが我慢できない人がいる。これは誰でも経験があると思うが、世の中には自分の意見に反論されるのはもちろん、なかには「そういう意見もあるけどこういう意見もあるよ」というような、別に反論というほどではな…

「行動力」なんて、そんなものは実はないのではないか?

「仕事も人生も遊びでいい」は「想定外」にいい本だった。堀江さんの本のなかで誰かに一冊勧めるとしたらダントツでこれだろう。 内容は、堀江さんの本や過去の発言などから読者がメモしそうな感じの部分を集めてきたものである。これまで僕はこのような本に…

互助会がなくなってはてなはつまらなくなった

どうも最近、山月記関連のエントリーが読まれているようなのだが、その中にブッマークが200くらいのものがあって懐かしかった。 その頃、というか考えてみたらせいぜい1、2年前のことなのだが、はてなの大物ブロガーというのはとてもわかりやすかった。つ…

未来の学校

この間たまたま近所の小学校のそばを通りかかったら、運動会の仕込みなのか、校庭で教師らしい人物がソーラン節を指導していた。ソーラン節の音楽が流れる中、小学校の体操着の上になんだか法被にすらなっていないへんなちゃんちゃんこみたいな衣服を着せら…

ハリルホジッチとヒヤリハット

免許更新の講習などでハインリッヒの法則という法則を聞いたことがある人も多いだろう。重大事故一件の裏には29件の軽い事故があり、その裏には事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例(ヒヤリハット)が300件ある、という、例の法則のこと…

本田圭佑

一般論から言えば、今の時期になってハリルホジッチを解任したのは間違った判断であったといえるだろう。ワールドカップの監督がハリルホジッチでないならば、何がよくて何が悪かったのかを分析して今後に生かすことはできないし、日本代表を一時は無理なの…

本物の意識高い系であるために必要なもの

基本的に、意識高い系というのは(この言葉も微妙に「オワコン」になってきている気がしないでもないが)良くも悪くも現実をよく分かっていない若者を指す言葉だと思う。具体的には20代、せいぜい30代前半までで、ようは少しくらい失敗をしてもまだなんとか…

アメリカの農家と幻想の小さな政府

今日BBCをみていたら、トランプに投票した農場主を特集していた。よく分からないが、番組によるとトランプ政権の通商政策により収入が60,000ドルから12,000ドルへと激減したという話だった。 その農家がトランプに投票した理由は、「小さな政府と自助努力」…

中途半端な人生について

これまでの僕の人生を一言で言うと、中途半端という言葉がもっとも適切だと思う。 中途半端と言うのは例えば、書店に行って本を買うかわりに何時間も立ち読みをする、ということだ。休みの日には(まあ、引きこもりだと毎日が休みだが)本1冊を買ってそれを…

デバイスと健康

僕が今使っているSIMフリーのスマートフォンはいろいろ動作が不安定なのだが、症状の一つとして充電スタンドにおいても充電が途中で止まってしまうということがある。 しばらくおいて充電ランプが消えているから100パーセント充電されているかな、と思ってみ…

朝日新聞と大政翼賛2.0

なんとなくだが、日本軍と財務省というのは少しにている所があると思う。なにがにているかというと、どうも政策の方向性を決める議論が現実というよりはある種のドグマによって決まっている感じがする。 たとえば、財政健全化にかんする財務省のスタンスを見…

文武両道バカとシビリアンコントロール

文武両道というと、ふつう、学業にもスポーツにもすぐれたパフォーマンスを発揮する優秀な学生、というイメージがある。しかし、僕は文武両道と聞けばどうしても、指導者の言うことならばどんな愚劣なことでも忠実に従い、愚劣きわまる学校行事に熱中するガ…

三等空佐は思い上がるな

統合幕僚監部所属の三等空佐が国会付近をランニング中、日報問題を追求している民主党の小西洋之参議院議員に「お前は国民の敵だ」とか、「お前の活動は気持ち悪い」などと罵声を浴びせる出来事があった。 とんでもないことだ。 https://dot.asahi.com/wa/20…

なつかしのブルーベリーガム

すこし前のことになる。 数十年ぶりにガムを噛みたくなって売り場のガム売り場にいってみたのだが、なんだか昔ながらの板ガムがぜんぜん売っていない。どれも粒タイプになってしまっていて、いかにも健康に配慮したかんじのものしかなくなっている。 仕方が…

意味のある英会話中心の英語学習は可能か?

英語の勉強を英会話から始めるのは最悪だ。 なぜかというと、英語に限らずあらゆる語学は究極的には単語と文法だからである。 もちろん、単語と文法といってもその知識は実際に英語を使うために役に立つものでなければならないので、実際に英語をつかいなが…

英語教師って、普段何を読んでいるんだろう?

報道によると、中学校の英語教師で英検準一級レベルの英語力をもつ教師は3割、高校教師だと6割ほどであるらしい。 もしこれが本当だとしたら、中学校で英語を教えている教師の7割、高校で教えている教師の4割は英検二級レベルかそれ以下だということだ。…

駒大苫小牧高校と横浜高校

先日、スポーツ情報番組で駒大苫小牧高校野球部が取り上げられていたのをみたが、なんだかどうして駒大苫小牧が低迷しているのかよく分かるような内容だった。 普通、野球部というとイメージされるような活気というものはあまり感じなかった。 逆に、生徒は…

駒大苫小牧高校野球部の無理してる感がハンパない

駒大苫小牧の選抜出場を受け、スポーツ情報番組で野球部の特集をやっていた。 なんだかおかしなことになっているなあ、という印象をもった。 おかしいところはいろいろあるが、たとえば佐々木監督が生徒に激を飛ばすときはこんな感じだ。 佐々木監督「楽しく…

バブル期の日本と同様、いまの中国は過大評価されていると思う

21世紀は中国が世界の中心になる、というような話は、今考えてもやはり時代遅れだと思う。 中国についてどうしても考えてしまうのは、開放政策以前の中国でなにか世界が驚くような目覚ましい達成があったのか?ということだ。 冷戦時代のソ連には、もちろん…

英語と財政

英語というのは財政という観点からもよいものである、というのが世間一般の認識であると思う。 日本人が英語ができると、世界中から投資が集まってビジネスが活性化し、税収が増えることによって「借金」をどんどん返済することができる、そして財政が健全化…

専門職の待遇とインフラの質のトレードオフ

ネットをしていると、日本の専門職の賃金は国際的に見て低すぎる、というような意見を日常的に見かける。 本当だろうか? 海外の専門職の賃金が高いのは、社会のインフラにカネがかかっていないからだと思う。 もっといえば、インフラにコストはかかっている…

ポケモンと古文漢文

今日食事のときにテレビをつけたら、「ポケモンの家あつまる?」という番組をやっていた。 どうも、ポケモンが大好きな「芸能人」がポケモンの話題で盛り上がるという番組らしい。 僕は正直、ポケモンの何がおもしろいのかまったく分からない。 ポケモンの話…

年収一千万のサラリーマンが増税されるのは年収一千万のサラリーマンは給料をもらいすぎている人が多いから

このところの経済政策の左傾化のトレンドにしたがって、年収一千万くらいのサラリーマンにかかる所得税が増税されるらしい。 それにともなって、ネットでは、住宅ローンが!子供の学費が!一千万くらいではぜんぜん裕福な暮らしができないのに、取れるところ…

七年という歳月

2011年の3月11日午後3時に起こった東日本大震災から七年になる。 七年というと相当な歳月で、小学校六年の子供は大学生なり社会人になり(僕のように引きこもりをしている人もいるだろうが)、新入社員は30才くらいの主力になり、30代前半だった者はいま40く…

部活と終身雇用は似ている

最近、教師の過労問題に関連して部活動をどうすればいいかという議論が聞かれるようになったが、そもそもにして部活動というのは日本社会にとってあったほうがいいのか、それともないほうがいいのかを議論する時期に来ていると思う。 というのは、もちろん部…